コミティア105に(一般)参加しました [オフ会・イベント参加]
先週8月18日はコミティア105に行って参りました。
今回の会場ですが、会場はホール2つで、少し規模は小さめ。入りとしては、あまり混んでいない状態でした。この辺り、その前の週にコミケがあったこととも関係するのかもしれませんね。
会場の、とあるスペースの様子。
で、感想。
回ったところですが、今回は少なめでした。ほぼ毎回のように参加されていて、いつも伺っているサークルさんの参加が若干少なかったのが影響したように思います。
で、収穫物というか、購入物はこんな感じ。
丸山薫、速水螺旋人、まつむらまきお、M.WOLVERINE。上の版の大きい前嶋重機の2冊が私には珍しい感じでしょうか。
上記の方に加えて、商業で活動されている方として、才谷屋龍一、木野陽(単行本を見かけたことはないのですが)、でしょうか。
また今回、特筆することというと、こうの史代の参加でしょうか。
ご本人のペーパーによると、6年ぶりの参加だそうで。久しぶりにお見かけしました。
現在、彼女の地元広島の比治山大学短期大学部で客員教授をやられているそうで、学生さんといらしてました。
また、『この世界の片隅に』のアニメーション映画が進行中だそうで、その監督さんの特別講演が9月1日にあることを知ったりしたのですが…、公演場所、広島だもんなぁ…。
とりあえず、映画の公開を楽しみにしようと思います。
で、カタログというのか、「ティアズマガジン」を見ていて分かったこととして、次回10月20日(何故、11月ではなく、あまり間を措かず、10月開催なのか不思議ですが)は、第二回海外マンガフェスタが開催されるそうで。
「天空のビバンドム」のニコラ・ド・クレシー、「ブラック・サッド」シリーズのファーノ・ガルニド、日本の漫画家として、松本大洋(!)が参加する予定、とのことです。
行かねばなりません。
で、終了後は、友人と軽く食事などしつつ、話もしつつでお開きとなりました。
で、もう一つ画像の添付。
帰りに撮りました、私にしては珍しい、夕~夜に差し掛かる頃のビッグサイト(…テケトーに撮るから、ブレブレの画像ばかりですね、今回)。
10月に、再訪の予定です。
待ってろよ! と言っても、別に動き出すわけではないですけども。
ということで今回は、普段参加されているサークルさんが、大分減ってきてしまっているので、新規開拓の時期なのかもと思いつつ、読む漫画が溜まりに溜まっていて、それどころではないともいえ、漫画に埋もれつつある自宅で思案中、という話。
コミティア102に(一般)参加しました(2) [オフ会・イベント参加]
前回の続き。「疑似版画画法」の話のあとからでしょうか。
スクイテンのモノクロの描き方として、ギュスターヴ・ドレなどから影響を受けたというのか、西洋版画のような描線を重ねていって、濃淡を表現しているのですが、その描線の手間のかかり方から、それと前回触れたカラーにもかかるところですが、刊行ペースの話になりました。
手のかかるページについては、1枚1週間のものもある(スクイテン)、とのことでした。
浦沢は「そりゃあ、こっち(日本)の漫画の刊行ペースじゃ真似できないよ」という表情でした。で、日本の刊行ペースの話として、週刊漫画の始まり(「できると思えないが、とりあえず、お試しでやってみよう」)から「サンデー」と「マガジン」がスタートして、いまだその状態であると、冗談交じりに(ちなみに、かなり初期の状態をご存知のちば先生も会場にいらしたので、話を振ったりしてました)話していました。
で、そのペースに間に合うように描いていたが、大友の出現で、詳細な描写もアリだろうと、それを描きたい人が増えて、ということで、作画に時間がかかるようになって刊行のペースに間に合わなくなって巻末に「今週は休載です」というものが、今、多く出てますね、という話をしていました。
※このペースの刊行かつ料金を考えると、カラー/モノクロの関係では、日本の漫画はモノクロベースにならざるを得ず、ただ、それゆえに大量の頒布が可能となっているのだと思います。
日本の漫画とBDとの違いということで、刊行ペース以外にも話が及びました。
以前も聞いたことがあったのですが、改めて、日本における「編集者」の存在というのは、かなり特異なもので、BDの作家、特にペータースには、不思議なものとして映ったようで、かなり熱い質問を浦沢に投げかけていました。
まあ、実際のところ、読み手の方でも、編集の存在ってぇのは、よく分かっていなかったりしますけども。いうなれば、裏方さんですから、よほど事情に詳しくないと分からないのも当然ではないかと思いますね(無論、私もよく分かっていません)。
で、浦沢の回答をざっくりまとめると、以下のようになります。
編集にも、作品作りに大きく関与する人や、単に原稿をもらうだけのような人、いろいろいる。漫画家のタイプ、編集との打ち合わせを好まず好きに描きたいという人、まずはとにかく打ち合わせと打ち合わせを好む人、にもよる。漫画家と編集者との相性もある。
つまるところ、人間関係という言葉で集約できるものである。
で、漫画家と編集者で、いい関係が築けつつあるところに、編集は会社の人間であるので、「異動」というものが出てきて、一からやり直しにもなってしまうことがある…、とそんな話でした。
※この辺りの話を聞いていたとき、さいとうたかをのトークをきいたときか、またはTVで長崎尚志の話をきいたときだったか、両方か忘れましたが、漫画に携わるべき編集の理想というのか、は、会社の保護を受けるような会社員ではなく、フリーで、真剣勝負で作者と向き合える立場の人間が望ましい、といった話をきいたのを思い出しました。
で、かたやBDにおいては、作家=アーティスト、芸術家然とした評価がなされ、あまり日本における(理想の)編集のような存在はなく、すべてお任せのような状態にある(はっきりとそう明言してはいなかったのですが、暗にそのようなことを話していました)。すべて、作家が決めていくような状態であるので、外部の評価者、オブザーバーの存在は、日本式のようなものがそのまま持ち込めるかは別として、一考に値する、ということを話していました。
例として、面白かったのは、ペータースかスクイテンか忘れましたが(二人とも言及していたかもしれません)、ジュール・ヴェルヌには、まったく知られていないが、有能なオブザーバーの存在があって、その人の意見を求めたり、意見を対立させたりしながら、いい作品を作り上げていった…という話が挙げられていました。
浦沢は、ビートルズのプロデューサーの話を、例に挙げていましたね。ビートルズ単体では、そこまで有名になれたかどうか…、プロデューサーの存在が今の名声の一助になっていると思う、という話をしていました。
また、ペータース(確か)がさらに続けて、「ここで大事なのは、第三者の意見が、正しい意見である必要はないし、作家と第三者の意見が一致する必要はない」ということを述べていました。
最終的に、作家の意見が正しい場合もある。だとしたら、誤った意見は必要ないのか。否。それでも異なる意見を聞くことで、自分の意図が明確に意識され、より洗練され、確認していくことになるので、第三者の意見が出ること自体がいいことなのである、と。
作り手は作っていくうちに、それが正しいのか(or面白いのか)迷い、行き詰まり、よく分からなくなってしまうことがあるので、その確認ができるのはありがたいものだ、とも。
話題を変えて、次は先日亡くなったメビウスについての話になりました。
浦沢は、メビウスにがっつり魅了されていた人ですので、彼の作品・絵を見ると、「俺も描かなくては」と発奮するような、「心のガソリンだった」と述べていました。亡くなった今でも、彼の作品を見ると、その思いは変わらず湧いてくるとも。
また、浦沢は、フランスに行くと、メビウスの著作の棚の「ここからここまでの作品、全部ください」と言って、日本に送っていたというくらいのはまりようだった旨述べていました。
一方、ペータースは、すごく魅力にあふれた人物であったと話していました。メタル・ユルラン、アメリカにわたってからはヘヴィ・メタルにおけるメビウスに魅せられた旨も述べていました。
また、スクイテンは描く者の視点が顕著に出た話をしていました。
「気を付けなければならないのは、影響が強すぎるため、しっかり自分を保たないと、焼き尽くされてしまうような危うさがあった」と、そんな話をしていました。
たとえば、「『アルザック』の世界が素晴らしいと思っても、それを真似ることはできない。それは、彼だけが描ける世界だから。だけど、その素晴らしさに、ついつい引き寄せられてしまう危うさがあるんだ」とも。影響を受けすぎて、メビウスのまねごとに走ってしまい、自分を見失ってしまう危うさがある、ということでしょうね。
スクイテンの言葉を受けて、浦沢も一時期、メビウスの模倣に走った時期があり、「メビウスがあればいいや」と、なっていたことがあった旨、述べていました。
で、この辺りで結構な時間になりましたので、今回の企画についての感想を述べて締め、と相成りました。
ということで今回は、少しでも面白さが伝われば幸いです、という話。
コミティア102に(一般)参加しました(1) [オフ会・イベント参加]
前回のコミティア101にも、一般で参加したのですが、トばしてしまいました。
それ以外にも、結構いろいろ行ったところとか、書きたいこともあったんですが…。
ともあれ、久々に漫画関連の更新になりますが、先日11月18日はコミティア102に行って参りました。
会場はこちら。
ビッグサイトでございます。
今回は、急いで基本必ず伺っているところを伺って、という状態であったのと、伺おうと思っていたところが普段より少なかったこともあり、入手したものは少なめでした。
そして、今回の会場の雰囲気ですが、何故か、結構会場の入りが少なめだったような気がします。閑散としていた、とまでは言いませんが、混み合っていた印象はありませんでしたね。
話を戻します。急いで回るべきところを見て回ったのには理由がありまして。 今回の楽しみの主眼は、そこではありませんでした。
今回の、私の主眼はというと、
これです。海外マンガフェスタのトークライブ。
BDの「闇の国々」の作者、ブノワ・ペータース、フランソワ・スクイテンのコンビのトークライブがあると聞いておりました。これを見るために、急ぎ回ったと、そういう訳です。
スクイテン。川崎市市民ミュージアムでBDの展示で見てすげぇ!と思ってから、何年にもなります。本人が拝める機会などそうありませんから、これだけは見ようと思っていました。
しかもトークの相手は、浦沢直樹でした。
とはいうものの、通訳を挟んでのトークなので、そう濃い内容にならないかなぁ、とも思いつつ、ただそれでも結構期待してトークを聞きました。
で、感想。
面白かったです。
話の要旨を書きますと、以下のような感じ。私のとらえ方・記憶に偏りや誤りがあるかもしれませんが、まあ、その辺は勘弁していただきたく(※のところは、私の感想というのか、トークを離れた余談になります)。
まず出だしは、浦沢の「遊び心」の話からスタートしました。
両者の作品とも、シリアスなものが多く、真剣にというのか、真面目にというのか、で捉えすぎていて、ちょっとした作者のユーモアというのか、遊び・笑いの部分に反応されないといった話をしていました。スクイテンとペータースなどは、話を練っている最中、笑いながら作っているのに、真面目に捉えられているという話をしていました。
※この点について、別の作者の作品ですが、弐瓶勉の作品で、ユーモアというのか、遊んでいると思う箇所があるんですが(あの人のふざけた作品は、バカバカしくて笑えますけども)、これ、他の読み手はどう捉えるんだろう、真面目に捉えちゃうんかなぁ、それとも、読み方がよく分からないんかなぁ、と思った記憶があります。それに少し似ているかもしれません。某歌手などは、天才だなんだと書いていますが、その遊びの部分まで拾えているんかなぁ…。
で、遊び心という話のつながりから、パートカラーについての話に移行しました。
ほとんどモノクロなのに、4色を使う贅沢、ということで(もちろん効果・演出として効果的ということもあるのですが)遊びの部分もあるという話を、浦沢がしていました。
で、そこからカラーの話になりました。
BDの場合、基本、カラー作品ということもあって、カラーの選択というものは、意図を持って、選択しているものになります。モノクロにするのも、然り。理由があっての選択になる、というものになります。
一方、日本の漫画の場合、ご存知の通り、基本的にモノクロです(最近、Web漫画が出てくることによって、フルカラーも増えてきていますが)。
で、雑誌連載で一部、巻頭カラーなどがあります。この点について、ペータース(だったと思います)が、その意味を浦沢に訊いていました。浦沢の回答は、意味はない、と。それに続けて、しばしば言っているが、何故巻中カラーじゃないんだ? 巻頭4色を数ページ、次に2色を数ページ、その後凸版(モノクロ)へと続いて…。話の最初なんて、説明部分などで、あまり重要でないのに、そこに色を付けてどうする、それより、盛り上がってくる巻中をカラーにすべきだと、ずっと言っている、と。
そんな話をしていました。
で、続けて、カラーとモノクロの描き方って、頭の使い方が違う、そして、日本の漫画というのは、基本モノクロなので、カラーが苦手な漫画家も結構いるといった、モノ描き視点の話になり、モノクロとカラーとで、頭の使い方が違いますよね、と同意をスクイテンに求めたりしていました。
そうした中で、そういえば…、と。浦沢がスクイテンのモノクロの絵を見て感じていた疑問について、質問していました。スクイテンがしばしば描いている、モノクロの描き方はどうやって描いてるの?と。 どういった描き方かといいますと、線を重ねることで、濃淡を表す描き方です。たとえると、西洋版画のような感じですね。
この問いに対して、スクイテンの回答としては、ギュスターヴ・ドレ等(他に、もうお一方名前を挙げていましたが、私が知っているのが、ドレだけで、その場でもう一人の名前を記憶できませんでした…)の影響を受けているとのことでした(個人的には、デューラーの名を挙げてほしかったりしましたが、まあそれはそれとしまして)。
描き方に正式な名称はないが、いうなれば、疑似版画画法とでもいうべき描き方と言っていました。
そして、浦沢としては、その「疑似版画画法」は、明るいところから描いていくのか、それとも、暗いところから描いていくのか、その手順を知りたかったようですが、スクイテンとしては、あまりその順序が決まっているものではないようです。
※実際、その場でスクイテンは、さらさらと描いていましたが、思いつくままに、濃淡を描いていってました。即興で、なんであんなに描けるの?と思いました。いや、眼福眼福。その即興画、浦沢にプレゼントされていました。…羨ましい。
フォローとして、ペータースが、スクイテンのこのモノクロの描き方は、BDにおいて、従前はあまり描かれなかった特異な描き方で、「タンタン」のエルジェのようなデフォルメした、少ない描線で描くのが主流だった旨、述べていました。それが、最近は、描き方に幅が出てきて、いろいろな描き方がされるようになってきたそうです。
この辺りの流れですが、浦沢曰く、不思議と、日本の戦後漫画でもBDでも似通っているそうです(=日本で言うならば、手塚のような絵柄から、劇画が出てきて、それから大友が出て…、という大まかな流れ)。
で、その描線の手間のかかり方から、それとその前に触れたカラーにもかかるところですが、刊行ペースの話になりました。
ここまででも結構長くなりましたので、今回はこの辺にて。
次回は続きから参ります(勉強について、間に入るかもしれませんけれども)。
コミティア100に(一般)参加しました [オフ会・イベント参加]
冒頭の常套句になってしまいそうですが、久々の更新になります。
前回のコミティア99にも、一般で参加したのですが、それすらトばしてしまいました…。
そのほかにも、年刊の「この漫画が〇〇(すごいとか、読めとか…)」系についての話とか、Bunkamuraでやっていた、「フェルメールからの手紙展」に行ったこととか、結構書きたいこともあったのですが、今更になってしまいました。
仕事内容が変わって、それになかなか慣れず、日々「俺はこの仕事向いていないようだから、辞めた方がいいんだろうか?」と、悶々とし、胃痛はひどいわ、並行している勉強(不惑も近づいているのに、いまだに学生していたりします、私)に追われたりしているわで…。
…まあ、過ぎてしまったことは仕方ないので、仕切り直し。
日々へこみまくり(ふと思い返してみると、もっと以前から、「ほぼ、いつもへこみまくり」だったような気もしてきますが、否!そんなことはない、はず、だったような気がしないでもなく…)では、気も滅入るので、たまにはハレの機会が欲しいものです。
ということで、先日5月5日はコミティア100に行って参りました。ようやく本題に入りました。…マクラが長いですね。
会場はこちら。
…こちらの方が、本当は適切な場所の外観なんですが、分かりにくいですね。
こっちの方が、やはり分かりやすいですね。ビッグサイトでございます。
それで、今回は、100回の記念ということで、3ホールを使っての開催となりました。
ちなみに、前の画像は、今回の会場の、東ホールの外観です。
会場内の雰囲気なども少し。…こうみると、普段とあまり変わりないような気がしますね。
しかしながら、今回は普段より混雑していたように思います。私自身には影響はなかったのですが、開場時に少し混乱があったような話もありましたし、普段と異なる規模での開催で、大変だったようです。
で、私自身は、会場が広くて、いつもなら概ねざっと会場全体を見て回れるのですが、今回は、途中で疲れて諦めました…。
まあ、広さだけが原因ではなく、事前にカタログを入手できず、事前にサークルのチェックができなかったことも多分に影響しましたけれども。
入手したものについて。
描いても詮無いところではありますが、田中相、三部けい、白井弓子、カサハラテツロー、釣巻和、の新刊が入手できたり、入手し損ねていた、おがわさとしの同人誌等々が入手できまして、結構充実していたように思います。
おまけとして、今回のカタログ
何か、権力関係で問題があるのでしょうか。普段は、誰かしらがイラストを描くのですが、今回はなし。ちょっとした楽しみなので、この点は少し残念でした。
全部を見て回れはしませんでしたが、ざっと見て回ったところで、思ったのは、以前はいらしていたけど、最近お見かけしなかった方々が、結構参加されていた、ということでしょうか。
100回記念効果、なんでしょうね、きっと。また参加するようになっていただきたいんですが、…やはり難しいだろうなぁ。
珍しいところでは、村田雄介、オノ・ナツメが来場していたようです。もっとも、オノ…については、私自身は、その後、本人のブログで知ったんですけど。しかも新刊があったとは…。通販で入手するしかないです。
100回の記念というで、メッセージなども展示されていました。いろんな方のものがありましたが、件のオノ・ナツメのメッセージも見かけました。
…その時点で、「会場に来ている?」と、何故考えなかったのか、不思議でなりません。
それよりも個人的に驚いたのは、お祝いの花。自分の従姉が、お祝いの花を届けていたのが、びっくりでした。
いや、結構大きいイベントの主催者やっている人なんで、別段不思議ではないんですが、あらためて見ると、それでもやはり、といった感じでして。
イトコの姉ちゃん、こちらの業界では、知る人なら、「ああ、あの人」って分かるような人なんだろうなぁ。
とまあ、久々にいらしていた方がいたり、入手したものはそれなりに充実していたというところはよかったのですが、やはり、事前にチェックできなかったこと、前々日まで、会場に行けるか休みが確定していなかったことなどが影響してか、どうもバタバタとしていて、あれよあれよという間に終わってしまったような感じでした。
何か、もったいない気がしました。
ということで今回は、リハビリかねているような文章なのでまとまりがないです、または、今更ながらに、前の土曜日のことを書いてみた、という話。
コミティア98に(一般)参加しました。 [オフ会・イベント参加]
なんだか書くことはそれなりにあったのに、かなりご無沙汰になってしまいました。
40も近い年齢になるのに、学校のレポート提出に追われたり、そのレポートを仕上げようと思った矢先にパソコンが不調に陥り、復帰させるのに5時間かかったり、そのあおりをうけて、結局10月末締めのレポートがやっつけ仕事になったり(←「どこの『ぐうたらでちょっと運の悪い大学生』か」と言いたくなりますが、実物はオッサン…)、
仕事場で人事異動があることが告げられて、その影響を私も受けることになってしまって(丁度「今後、どのくらいで今の仕事を辞めるか」算段中で、さしあたって現有している資格を生かすべく副業を始めようとか思い、それに向けて活動しようと思った矢先だったのですが…)精神的に落ち着かなかったり、
「ノイタミナ」で、好評だった(らしい)「あの日見た花の名を僕たちはまだ知らない」がまとめて放送されたので、一部録画できなかったものの、9割方録画できたものを視聴して、
ヒロインの「お願い」が「みんなでないと叶えられない」と本人が言っていたのに、結局みんなでなくても叶えられるものだったのは何故か考察してみて、
自分なりに納得してみたり(というか、この作品、確かに面白かったんですが、リアルタイムで一度視聴しただけでは、大筋の内容は難しいものではないので十分分かるものの、「お願い」に関する内容を理解するのは無理では? 製作者側が迷走したのかとも思ったくらいですし)、
漫画が溜りに溜まってきて、生活空間が非常に圧迫されたり、
テケトーに応募したチューハイのキャンペーンに当たったりだったのですが、そんな中(…どんな中だ)、先日10月30日はコミティアに参加してきました。
例によって例のごとく、一般参加でございます(今回は、カメラ忘れました)。
今回の購入物。
あまり普段と変わりないようにも見えますが、今回は結構少な目。
今回は、ボストーク通信社(速水螺旋人)の同人誌が購入できて、結構嬉しかったりしました。
情報量が密で濃いのがいいですね。
「大砲とスタンプ」も12月に1巻が刊行されることになったようで。
あと、前回はいらっしゃらなかったBoleRO(永澤真)の新刊も入手できました。しかし、相変わらず、カラーと漫画の画風の違いが顕著ですね。
いや、どちらも嫌いではないんですが、カラーの方がより好みなものですから。
それと、配布ペーパーの情報から、丸山薫が12月からフェローズでまた連載を始めることが分かったのも収穫といえば収穫でしょうか。
あとは…、商業とは関係の薄い、同人作家さんについて書きますと、
毎回お邪魔しているSTUDIO Whirlpoolのカレンダー(下画像は右下の名刺サイズのもの)を購入。…かわええところがいいですね。
あと、その隣り、東のこよみの新刊も購入しました。こちらの方は、オリジナルですと悪魔・魔女の話を描かれることが多いのですが、こういう方面に造詣が深い人の話は面白そうだなぁ、と思い、今回少ォしだけご本人さんと話したのですが、人見知りの激しい私ゆえ、相も変わらずテンパってしまって、十分にお話ができず…。今度、伺う時はもう少し上手く話ができるようにしたいものです。
余談ながら、この2サークル、今回のカタログでも紹介されていて、いちファンとして「お仲間がいるんだなぁ」と実感でき、嬉しい限りです。
今回の会場の印象なども。
普段より日程が繰り上がっての開催だったのが影響してか、私が伺っている、基本毎回参加されているサークルさんでも不参加だったり、新刊がないところが多かったりしていたように思います。
いや、それでも新しいものを出していらっしゃる方もいらっしゃいました、けれども、全般落ち着いていたというか、ゆったりとしていたというか、そんな感じでした。
ということで今回は、アニメをまとめて視聴して、さらに考察加えられるんだから、随分と暇なんじゃねぇかというツッコミは至極当然なので、スルーの方向で、という話。
おまけの画像:
先日当たった缶チューハイ
250ml×4本。アイスティーサワー、だそうで。
…茶なんだか、チューハイなんだか、サワーなんだか、はっきりしろ!と思わないでもなく。
コミティア97に(一般)参加しました。 [オフ会・イベント参加]
…今更ながらに、先日21日は、コミティア97でした。これ以上遅れてしまうのもなんなので、恥ずかしながらも、今回はこの辺りについて。
会場は、こちらです。
今回は、かなり遠景で。
会場内の風景(というか、とあるスペースの画像)はこんな感じ。
私信を付けますと、いつもありがとうございます。
会場の広さは、こんな感じ(撤収作業時の画像ですが、遮蔽物がない分、広さを実感できるかなぁ、と)。かなり広いんですが、画像から分かるでしょうか?
当日は、小雨が降ったり止んだりで、微妙な天候でしたが、猛暑日!となるよりは、かなりマシでした。
で、購入したもの。1、2、3、…たくさん。
で、前回のエントリで書きました、「moi moi」「MARU PRODUCTION」「FUNUKE LABEL」もきっちり伺いました。…MARU PRODUCTIONは、残念ながら新刊はありませんでした。
「moi moi」(岩岡ヒサエ)の方は「土星マンション」(あ、エントリのアップが遅くなったので、丁度、最終の第7巻が出ましたね)の同人誌。…やはりこの方、大好きです。
「FUNUKE LABEL」(とよ田みのる)の方は、「片桐くん」と「ヒカルちゃん」の2冊を購入しました。
今回の新刊は「ヒカルちゃん」の方でしたが、個人的には…。「片桐くん」の方は面白いと思いました。
他に、いつも伺っているところ、お世話になっているところも。
「STUDIO Whirlpool」のたぐちさん、またワンコさん飼わないのかなぁ、と思います(いや、うずしおも好きなんですけど)。しじみさんの喪も明けたのではないかと。
またしても私信。作品の感想ですが、今しばらくお待ちください。先にお詫びをしておきますと、アラを見てしまいがちなので、肯定的な感想は少ないかもしれません。
他に、秀逸だったもの。
むてけいロマンス(安倍吉俊)の「糞KINGDOM2011」(しかし、なんてぇタイトルでしょう…)。冒頭の「ハウルの動く城」から、がっつり心をつかまれてしまいました。面白すぎます。
あとは、慈空堂(水木由真)の「彼女と小さな白い犬」。
アクションに掲載された短編集なのですが、面白かったです。特に、「閉じる。」が秀逸でした。
「夕凪の街」や「星守る犬」といった作品とは意味合いが異なりますが、アクションって良い作品載せるよなぁ、とつくづく思います。
あとは…、チャリティ同人誌それ自体もありましたが、売り上げから必要経費を差し引いた額を義援金に、というところも、5月同様、多々見られましたね。
私も、こういう形で貢献できていると思います。
で、イベント後の飲み会は、珍しく作品についての話で盛り上がりました。
印象に残っているのは、「修羅の門」と「銀河英雄伝説」。
いやぁ、最近ああいう話を力いっぱいする機会がなかったので、充実感を味わいました。
ということで今回は、曇っていてもハレの日でした、あるいは画像多めで内容薄め、という話。
コミティア96に(一般)参加しました [オフ会・イベント参加]
前回の希望的観測に沿ってみまして、今回は漫画の感想、ではありませんが、漫画に関連するところとして、5月5日に開催された、コミティア96に行って参りましたので、その辺りの話をさせていただこうかと思います。
で、前回のエントリでも触れましたが、今回は、イベントガイドを事前に入手し損ねまして、当日チェックという状況になってしまいまして、参加サークル数が3500を超える、コミティアとしては規模が大きめ(これからは、ずっとこのくらいの規模になるみたいですね)だったのですが、うまく見て回る事ができず、そういった意味で充実度は不満の残るものになってしまいました。
会場に着いたのも、少し遅れましたし(←いや、これは自業自得なだけですけれども)。
ただ、今回は友人の新しい試みというのか、が本という形になり、それを手にとることができたことは嬉しかったです。
それを精読して、「これは、~なの?」とか、考えながら読むのが好きなものですから(あまり肯定的なことを言わないので、友人にしたら、いい迷惑かと思いますが)。
さて、今回購入したもの。
…今回は、私にしては少なめ。
会場で、全般に目に付いたのは、やはり震災に関連するもの・ことでしょうか。
例えば、こちらの脳髄魔術&NO-NO’Sの「非日常的な日常 福島変・震災編」などは
売り上げから必要経費を除いて全額を義援金に(扱っている内容も、福島の旅行ネタ+α)といったものであったり、
また、ゆるゆるブックスで扱っていた腹ペコ戦隊はしレンジャー(青木俊直、イシデ電、岩岡ヒサエ、志村貴子、谷川史子。…何気に参加されている方が凄かったりします)のポストカードセットは、売上金を義援金として寄付するものだったり、
欠席のスペースが、被災地の方らしく、連絡が取れません、とか…。
また、全然関係ないのですが、コミティアにおける参加サークルで、ずっと前から気になっていた「ボストーク通信社」が、先日よりモーニング・ツーで「大砲とスタンプ」の連載を始めた速水螺旋人のところだと、今回はじめて知って、非常に驚きました。
…今度から見て回るようにしよう。
ということで今回は、その後の飲み会で、被災経験のある友人が、被災後落ち着いたところにくる虚無感に対して、なにがしかの祭りの類のハレの日があるというのは救いがあるといった旨(微妙に話を聞き違っていたら、申し訳ないです)の話を聞くに、自粛だけすればいいってもんじゃないんだなぁ、と思うとともに、自身を顧みるに、何かにつけ落ち込むことの多い日常を離れて、イベントに参加するのって確かに、いい気晴らしになるもんなぁ、それに少し似ているのかも(←同じレベルで語るな)、と思い至った、という話。
コミティア94に(一般)参加してきました。 [オフ会・イベント参加]
さて、11月14日に開催されました、コミティア94に参加してまいりました。
例によって例のごとく、一般参加でございます。
会場はこちら…、とビッグサイトのあの建物の画像を載せるのは、あまりに繰り返し芸がなさ過ぎるので、今回はやめておきます。
そこで、今回は、ホールを二つ使用しての拡大版のイベントでしたので、ちょっと普段と異なるところもある会場の様子をご覧に入れようかと。
展示スペース
マンガ専攻大学・専門学校オープンカレッジ企画(画像右のモニタとステージの辺り)
上から見渡せましたので、ちょっと撮ってみました。
…撮影者がヘタレで、オープンカレッジの方は、えらく暗いですし、また全般に全然雰囲気が伝わらない画像になってしまって申し訳ないです。
あ、無論、こういう参加ブースもいつもどおり(というか、拡大版でしたから、正確にはいつも以上に)ありましたよ?
…とある参加スペースの画像(内輪ネタ)。
さて、今回購入したもの…、と画像を載せようかと思ったのですが、今回はかなり購入したので、割愛いたします。
拡大版ゆえ、寄ってみようと思ったところを回るだけでも結構一杯一杯になるくらい、見て回りました。
一般参加のみとしましては、参加スペースが多いとじっくり見て回れないという難点があるような気がします。
もっとも、他方、サークルとして参加される場合、応募多数のため抽選、落選で不参加、となることを考えると、参加スペースが多くないのも考え物だったりする訳で、となると、伺おうと思ったサークルが不参加ということになったりして、一般参加の人にも痛かったり…。
なかなか微妙ですね。大は小を兼ねるというまとめでいいんでしょうかね。ただ、見落としてしまうこともあるような気がしないでもなく…。私なんぞは、いつもよらせていただいているサークルさん以外については、サークルの紹介カットの上手さなどで判断してスペースに伺うものですから、カットがあまり上手くない、けど、面白いものを描かれている方の見落としがあるように思います。やはり難しいですね。
同人誌の購入ということ以外には、私自身は、友人に自分のお絵描きについて、どうしようか思案していたことについて、意見を戴いたり、そのほかにも漫画やその他諸々について話せて楽しい時間を過ごせました。
ということで今回は、行ってきましたという報告な話。
コミティア93に(一般)参加してきました。 [オフ会・イベント参加]
一時期より幾分和らいだとはいえ、暑い日が続いていますね。
私の仕事場では、熱射病と思われる症状で、人が倒れたりしましたし、皆様もお気をつけ下さい。
そんな暑い中、コミティアに参加してきました。
私自身は創作活動をしている訳ではありませんので、例によって例のごとく一般参加です。
会場は、毎度画像を上げなくてもいいかとも思いますが、こちら。
で、会場内はこんな感じでした。
会場内は、某イベントのように(といっても私はまともに行ったことないですけども)、暑くて過ごしにくいかと思っていたのですが、シャッターが閉められて、空調が効いていたこともあって、結構快適でした。
今回、私自身は、いつもより若干早く会場に入り、いろいろ行こうと思ったスペースを回ってみました。
で、その成果。
…仕事のストレスが溜まっているんでしょうか? 買い物依存症と見まごうばかりの状況になっていますね。
…否! 買いたいと思うものが今回多かったんです、絶対!いや、きっと。…う~ん、多分?
どんな方のものを入手したのかと書きますと、えらく長々とした羅列になってしまいますので、私がプロの方と明確に認識できる方のみ挙げておきますと、こんな感じ(当日の参加サークル名 漫画家さんの名前)。
むてけいロマンス 安倍吉俊
JEWEL BOX 相田裕
池猫屋騒動 高世えり子(或磨えり子)
脳髄魔術&NO-NO’S 三部けい(瓦敬助)
MARU PRODUCTION 丸山薫
恵文子編集部 岩岡ヒサエ、イシデ電、三輪士郎、日本橋ヨヲコ、野村宗弘、谷川史子他多数
余談ながら、ちょっとした私信。
先日、mixiの別の集まりでオフ会がありましたが、関西のオフ会で行かれたという恵文社、同人誌を出している旨オフ会で申し上げましたが、上の購入物の画像は下の画像の左側のモノクロ表紙の「KEIBUNKO 2」というのがそれです。
また、これから、商業の方で名前が出てきてくれると嬉しいなぁという期待を込めて、一人挙げておきます。
「辺境屋」の木野陽(きのひなた)。 可愛らしい絵柄で現在を舞台にしたファンタジーをメインに描かれています。
この方の作品で印象に残るのは、空、です。
とある智恵子さんは「東京に空が無い」と言ったそうですが、木野…の作品では、東京の空が素敵に描かれています。
それが「なんかいいなぁ」と思います。
そういえば。ストレスという言葉で思い出しましたので、その辺りにうっすらと関連した話なんぞもしておきましょう。
ストレス・心労などで痩せたなんてぇ話がありますが、私は今回会場で、友人数人より「痩せましたよね?」と、何故か言われました。
…いや、一時期よりむしろ体重は(少しですが)増えているんですよ?
ただ、当日は、帽子を着用していたので、主に顔の下半分に視線が行き易いのでそう感じられたのかもしれません。
というのも、仕事でつくり笑顔になることが多くなり、口の周りにしわが若干よったというのか、深くなったというのか、そんな感じでして。頬もこけたままですし。
そんなこともあって、口元とか、顎の辺りの線だけを見ると、自分ですら「痩せた? というか老けた?」と思うくらいなものですから、そのように見えたのではないかと思います。
…しかし、帽子かぶってると痩せて見える(というか、自分で言ってしまうのも悲しいですが老けて見える)って、どうなんでしょう。
閑話休題。コミティアの会場において、他に気付いたところなど書いておきますと。
主に女性のマンガヨミの方などが、「へえ」と思われるかもしれませんが、昔「ダークグリーン」、今なら「ディープグリーン」でしょうか、を描かれている佐々木淳子と、WJで「WILD HALF」を描いていた浅美裕子がスペースを出していたのを見かけました。
私自身は御両名ともあまり興味がありませんでしたので、「あ、出してんだなぁ」位で、横目に通り過ぎましたが、ご興味のある方は、次回の参加があるかは分かりませんが、次回、会場へいらしてみると面白いかもしれませんね。
で、イベント後の飲み会にも参加いたしました。詳しくは申し上げ(られ)ませんが、アツい話が主に展開されました。
また、今回は久々に人様のネームを拝見して、あれやこれやと思うところを描き手の方に話す機会があったのが嬉しかったです(あ~だ、こ~だと言われる方からしたら迷惑でしょうけど)。
自分の読み手としての能力(って程のものではないですけれども)が、ちょっとだけ人様の役に立っていると実感できる、…ような気がするので、好きなんですよね。
トリュフさん、その節はありがとうございました。散漫な感想で、かえって混乱させてしまったかもしれませんけれども、何か参考になることがありましたら幸いです。
さて、今回のサゲの予想は付くでしょうか?