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終了… [司法試験]

先日10日は、司法試験の択一の本試験日でした。

試験前から、普段の勉強が不十分なのは自覚がありまして。絶対量が足りていない状態でした(最終的に、過去問の検討が7割弱しか終わりませんでした)。
…何のために、貧しい生活しているのか、と生活に追われて、目的を見失っている感じもありましたし、「もう、いい加減あきらめた方が早いのでは?」と、モチベーションがものすごく下がったのも影響しました。
…あ、これ、「私の生活等々が大変なのだから、仕方ないじゃないか」という言い訳ではないです。むしろ、私より大変な環境で勉強されている方もいらっしゃると思いますし、なにより、受験をしている分際で、勉強を円滑に進められるよう生活できないこと自体、合格しようという真剣さが足りない、ということです。

何年受験していて、モチベーションが下がったりして、勉強のペースが落ちたりすることも織り込み済みにして、試験に向けてのスケジュールが組めないのかと、かなり受ける前から、自分の駄目さ加減にかなりへこみました。
けれども、へこんでいても、いまさらどうしようもない訳で。
そんな訳で、「まず、論文に進めない」と思いつつも、受け控える意味もまた、まったくないですから、受けて参りました。「合格しないだろう」と思って受ける試験は、嫌なものです。

■当日受けた感触
民法…他の科目との関係からあまり時間を掛けられないという意識があるので、1時間くらいで終了。

何か、ここ数年の傾向かなぁ、と思うのですが、なんとなく、スパッと肢が切れないことが多くなっている気がします。選択肢を組み合わせて、これ…、かなぁ? という感じが多かったです。採点してみないと、どのくらいの得点かあまり見当がつきませんでした。

刑法…結局、全部の問題に目を通せなかったんですが(新司法試験が始まり、旧司法試験の合格者が減少、それに伴い、択一の合格点-いわゆる足きり-が上昇している関係で、この時点で、かなりの確率でアウト)、解いたものはほぼ正解している、ように思いました(…ただ、これは気のせいでした)。
それと時間が…、足りませんでした。慣れが足りない、ですね。それだけ解いてないですから、顕著にそれが出ました。
もっとも、予備校の答練の時間不足よりはましでしたし、例年通りくらいの回答数(4、5問残し)でしたけれども。

あ、この解き終らないというのは、いつぞやか書いたことがあったかもしれませんが、基本的には「読むスピードが足りない・遅い」というのではない、と私は思います。
確固とした知識が確立していれば、迷わなくなるので、時間のロスが減り、時間不足は解消される、ように思うからです。この辺りで、スピードを上げるために「速読」が取り上げたりすることがありますが、それは違うように思います。
もっとも、速読そのものに、直接的な効果を求めるのではなく、脳の使い方を変えるということで、速読の効果を利用しようというのであれば、知識の習得にかける時間に、なにがしかの効果はあるかもしれません。…速読、試したことがないので、どのような効果があるのか、正確には分かりませんが。

憲法…これは、何とはなしに問題の難易度が下がったのかなぁ、と思います。
いや、私は昔からずっと苦手ですけども。私にしては、あれ、結構解けてる?と思いました。後で思い返してみるに、出題形式の違いから、そう感じたのかもしれません。

某予備校の違いは、憲法の問題にかかる時間でしょうか。全然違ってました。予備校のそれは、あの時間のかかる出題形式で(正しいものを多く含む云々というアレ)、本試験のように、これが分かればいける!というヒントらしきところも少ない問題が多くて…。時間かかりすぎるんですよね。
蛇足ながら、某予備校の民法の出題の難易度も酷い、と思いますけれども。民法の答練の問題は、…いくら出題範囲に該当しても、あんなのは出ないだろう、と思いましたよ、ええ。

…いや、「負け犬の遠吠え」もいいところなのは、自覚しておりますよ?

■自己採点の結果
憲法14点、民法16点、…刑法12点。
いや、去年より易しくなったのでは、という話ですし、合格者がさらに絞られるはずですので、去年の合格点より低くなるとは思われず。間違いなく不合格、です。

一部に、刑法が難しくなったので、合格点が下がる?といった感想を持たれた方もいらしたようですが…、それはないだろう、というのが私個人の感想。ただ、某L○Cの講師の話よると、50点前後という話もあるのですが…、そこまでは行かないんじゃない?というのもあって、48点位じゃないのかなぁ、と予想しております。

いや、刑法が難しかったとしても、他の2科目のうち、特に憲法が易しかったので、それでバランスが取れているでしょうし、上記の合格者数の関係などから、合格点が下がるようなことはないのではないかと思います。

ということで今回は、興味をもたれる方の少ない試験の話で、面白いものではありませんが、最近の私個人のトピックということで、とりあえず必要最小限でざっと書いてみました、それではまた来年!という話。

追記:文章が上手くまとまっていない感じなので、後で、加除するかもしれません。とりあえず、旬(…もう既に、結構逃してしまってますけれども)ということで、これ以上遅いのもいかがなものか、ということで、si上げるだけ上げます。


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今年の試験終了、じゃなかったらよかったのですが… [司法試験]

最近、全くといっていいほどエントリにそれらしいものを書いていないため、自分でもたまに自分が受験生であるということを忘れてしまいがちなのですが、今回はその辺りの話を。

ちょいと前の話になってしまいますが(この、同時性のなさが私のブログらしい、と思っていただけるとありがたいです)、先日の5月11日は、年に一度の旧司法試験の、第二次試験短答式試験、いわゆる「択一」の試験日でしたので、年中行事のごとく受けてまいりました。…嫌な年中行事だなぁ。

いつも例年、巷では母の日とされる、5月第2日曜日に実施されるのですが、今年も私の如きヘタレ旧試受験生にとっては、親不孝の日となっている日でございます。
…とまれ、普段以上に、あまり面白い話ではないかと思いますが、今回は、当日近辺の話を適当に時系列に従って、書いていきたいと思います。


前日(というより、当日)は、4時過ぎに就寝。気持ちが昂ぶるからでしょうか。はたまた、事前の準備不足から、「『もう試験を受けるのを止めよう』と思うくらい、問題が解けないかもしれない…。受けにいっても無駄なのでは?」と、不安感に苛まれるからでしょうか。どちらもあるような気がしますけれども、とにかく、前日はあまり睡眠時間をきっちり取れません。これは大体毎年そうなっているような気がします。

…まあ、年に一度しかないこともありまして、精神的に余裕があるはずもなく、これは、仕方ないかなぁ、と思っております。
ただ、これがために睡眠不足がたたって、途中で睡魔に襲われて、何を書いたか覚えていない…という事態に陥ったこともありませんし、また、試験中に眠たくなったことないです。
いや、当たり前すぎて、全然自慢できることではありませんけれども。

で、起床。
何か、ものすごく寒いんですけど…。私は、「雨にも負ける、風にも負ける、冬の寒さにも…」といった感じで、環境の変化に対して妙に負の方向に反応してしまうところがありまして、寒いと諸事やる気がなくなります…。駄目人間っぷり全開ですね。

それでもなんとか、ものすごく少ないやる気をどうにか出して、食事を済ませて、会場への移動開始。 

移動中は、ん~。妙に、眠かったです…。
試験を受けているときと、試験後は、全く眠たくないのですが、移動中は、結構、うとうとしたりします。ストレスで、ものすごい胃痛に悩まされる場合もありますが、今年は睡魔に襲われました。

さしてひどい胃痛にならなかった理由を考えるに、それだけしっかり準備していなかった、ということが影響しているように思います。
すなわち、去年辺りからの合格者数減から、合格点がかなり上昇しておりまして、そこに私の、どこか記憶のかなたに行ってしまった知識など、錆び付いている現在の実力では、到底たどり着けそうもなく、普通に考えても合格しそうになかった、というのが影響しているように思います。

「それなりに準備したけど、出題されるところが、苦手な分野で、点数が伸びずに終わってしまったらどうしよう…」と考えられるくらいに勉強していれば、ストレスも感じるでしょうから、来年は移動中、眠気ではなく、胃痛に悩まされるくらいにはなっておきたいですね。


あ、話は逸れますが、私はたまに、司法試験に限らず、他の難関とされる資格試験において、
「運が良かったなどといわれるけど、私はきちんと準備して試験に臨んだので、運などではない!」
とおっしゃる方を拝見しますけども、…やはり、難関とされる試験は、範囲が膨大なことが多く、得手・不得手な分野はやはり人によってあるのではないか、と考えます。

ですから、不得手な箇所が全くない、ほとんどない人であるならともかく、そういう箇所がそれなりにある方は、やはりどれだけ周到に準備されても、運に左右されるところはあると思っております(そのため、「私はきちんと準備したので、決して運などではない!」とおっしゃる方を、余程優れた方で無い限り、少なからず、自信過剰のように感じるので、私は好きになれません)。

ここで「その運を引き寄せるのも実力のうち」といわれるかもしれませんけれども、それは言い方の問題であって、やはり、自分の地力以外の部分に左右される以上、それは「運」と呼べるものであると思います。


話を戻しまして、試験そのものについても。
しばしば、試験を受けている自分の状態を書かせていただいておりますが、相変わらず、当日は、優等生でした。

「実力を出し切る」。

これだけは、いつもきちんとできるんですよね。試験の勉強も、これくらい優等生になりたいものです。
まあ、そんな訳で、適度な緊張をもって、あがり過ぎてパニックになるようなこともなく、「できねえや、これ」と、諦めて、他の問題まで、グダグダになるようなこともなく、現在の実力は出せたのではないか、と思います。

…まあ、その実力が足りていないので、実力を出し切れたからどうだ?という話になってしまいますけれども。
…もう一度、実力を引き上げる努力(忘れてしまった知識を掘り返したり、適当に覚えていることをきっちり詰めて、正確にかつ早く思い出せるようにする作業)をしなくては、二度と合格点に届きそうもありません。


まじめに(?)書いていても、さして面白くありませんので、ここで多少、会場内で気付いたことなども。

私が試験を受けていた席の前は、結構年配の細身の爺ちゃんだったのですが、この爺ちゃん、何か動くとプルプルと震えてて、「大丈夫か、この爺ちゃん? 試験中に『電池切れ』で倒れるんじゃあ…?」と思うような方でした。

隣の兄さんは、別に悪い人ではなかったんですけど、机の真ん中にポケットティッシュを置いてくれまして、それが、取り立てて目立つものでなければ構わなかったのですが、妙にカラフルでして、試験中、視界の端に入って、これは結構気になりました。ちょっとイラッとして、一度、「目障りなんだよ!このティッシュ」と、投げつけてやりたくなったのは内緒です。

あとは…、試験それ自体は1時半から開始するのですが、試験の説明は例年1時から始まります。
今年もその通りの感じで説明がなされたのですが、1時から1時半の、その間30分は、教室からの退出が禁止されます。
普通は、あまりこの時間帯に、何か騒動があることは少ないのですが、今年は、数人、「…トイレ行っていいですか?」という方が…。何年ぶりかに見ました。こういう、ユルい受験生。「禁止」って、言ってんですけどね…。

試験開始前の退出は、試験の説明開始するときに退出して(「これより、退出を禁止します」というときに退出することはできます)、説明が終わるまで30分も余裕があるんですから、それまでに済ませて再入室(試験の説明中の入室は、自由にできます)すればいいのに…。「何で、ルール守れないのかなぁ…。法曹目指している人でしょ?」と思います。

…今年は、さしてトンデモな人が同じ室内にいなかったので、 さして面白みがないですね。

あとは…、今年も受験者の見た感じの年齢層、高かったですね。無論、私も含めて。もっとも、法科大学院入学前の子(子て…)とかもいるでしょうから、会場によっては二極化してそうです(私が受けたところには、そういった子が、あまりいらっしゃいませんでした)。


でまあ、試験そのもの、という話になるんですが、ん~、あまり試験を受けていない人には興味を持てない話でしょうし、試験を受けている方にとっても、私ごときヘタレの感想など、きっちり内容を詰めて書く訳でもなし、何となくの印象ですので、役に立たないことこの上ないですし…、一応、後で付け加えておきますけれども。

で、試験を受けた直後の感想は、まあ、去年より解けた印象はありましたが、やはり届かなかったかな…、と思いました。
その後、出口調査に協力した結果の採点(某予備校Lのやつ)を見るに、…やはり、足りませんね(各科目の点数はいちいち調べておりませんので、分かりませんけれども、合計点で43点、だそうで)。

去年もそうですけども、今年の準備不足は、正直、本当にもう、受験やめようと思うくらい恥ずかしいものでした。
準備不足って…、自分は、何をしているのか? お前の本分はバイトか? お前は、フリーターとして生きる気満々なのか? と。今年こそは、勉強するクセをつけたいものです。
…いや、何年受けて、そういう初歩的な感想なんだってぇ話ですけども。

あ、不合格のヘタレのクセ(←「のび太のクセに生意気だ」状態)に書くことではないんですけども、今年は、良かったことがひとつだけありまして、それを書いておきます。

去年、時間がなくて、解ききれなかったなんですが、これが、かなり改善されました。
去年、解ききれなかった原因は、はっきりしていて、問題を読むスピード(+知識不足もありますけども)、これがすごく遅くなっていて、読み終わらなかったんですね。
単純に知識不足とか、年齢によるものか、とも思ったんですが、去年と比して、あまり知識量には変化のない(+確実に一つ、年齢を重ねた)今年は、それがなかったので、知識とか年齢とかいった理由ではなしに、「読むスピード」それ自体も随分と遅くなっていたんだなぁ、と実感できました。
抽象的なものいいになりますけど、このスピード不足、数年ぶりにスピード勘が戻った、という気がしました。

改善された原因ですけども、冗談抜きに、断食をした後に、前触れもなく唐突に戻ったんですよね…。
自分でもびっくりしました。胡散臭い&嘘くさすぎて、自分でも信じられないんですけども。単に時期が重なっただけで、断食の効果、ではないのかもしれません。けれども、本当にその前後で顕著に変わりました。
去年も、同じくらいは勉強したので、「慣れ」というのではないんですよね。何が、理由なんでしょう。後学のために、分かっておきたいものです。


で、話は逸れまして、今年の話ではないのですが、今年と比較して振り返ってみるに、去年は、もう、なんというのか、精神的に、完全に「底」だったのを実感します。スピード勘が戻らなかったこともそうですけども、全てが苦痛になってました。

惰性で受けているような感じが、少なからずあって、受けている意義すら見失いかけていて、本当に「これからどうしよう…」と思っていたんですけども、また、試験に集中できるようになったのは、本当に良かったです。
…もっともこれは、合格すれば、の話ですけども。このまま不合格だったら、勘なんて戻らなければ良かった…になりそうです。

あとは、今年の試験の各科目の感想や時間配分など…、読んでもまったく面白くないと思うんですが、興味をお持ちの方は、偏見に満ちた、役に立たない文章を、どうぞ御覧下さい。

読んでやっても良くってよ?


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とりあえず… [司法試験]

本日は、旧司法試験第二次試験短答式試験(いわゆる択一ですね)の試験日でした。
試験前ということもあって、こちらのブログもしばらく休みを戴いていましたが、今回はそのあたりの話を。

…試験自体については、ん~…。一言で言いますと、「準備不足」ですね。ついぞ、問題を解くスピード勘が戻りませんでした。何か、試験前から違和感があったんですが、本試験受けるまで気付きませんでした。

過去問の検討ですと、私の場合、ある年度の問題までは、正答をほぼ覚えているので、時間自体はかからないんですね。ある問題で時間が掛かっても、他のところで時間を短縮している関係で、これほど自分のスピード勘が戻っていなかったことに気付けませんでした。

そんな訳で、「墓穴」という名のデカい落とし穴掘ってしまいました…。

で、今日、本試験受けながら、ようやく気付きました。「あ、このペースだと絶対解き終わらない」。結局、すごい数の問題を解き残してしまいました…。これで合格してたら、おかしいです(正答率、ほぼ100%くらいじゃないと無理でしょうから)。…自己採点する必要はなさそうです。

ところで、準備不足ってぇのは、具体的に何か、といいますと、知識の抜けが主です。
知識が錆び付いている実感があります。それをフォローする時間がありませんでした。
で、思い出すのに時間が掛かる関係で、問題を解く時間が、自然、足りなくなってくる訳で、ここから「スピード勘が戻らない…」ということになるんです。

試験を受けていらっしゃらない方からすると、解くスピードが遅い=読むスピードが遅いと思いがちかもしれませんが、確たる知識が足りない場合にも、解くスピードは遅くなるんです(ような気が私はします)。

加えて、私の場合、困ったことに「文字を読むスピードも落ちてる?」などとも思いました。そんなに一年で変わるもの?と思われるかもしれませんが、私は、結構変わります。…多分、モトが怠惰なので、試験に合わせて、一所懸命引き上げているんですね。
ただ、文字を読むスピードが、年齢的な能力の衰えに基づくものだったら、来年以降も駄目だなぁ。解きながら「俺、来年までに解くスピード戻る?」と、かなり本気でへこみました。


さて、以降は、先週から本日までの流れなどを書いて参りましょう。
先週は、前回第1回を受けた、某予備校Wの模試の第2回。申し込みはしていたのですが、受けませんでした。

試験傾向の違い、というものを感じていたのもありますが、それ以上に、過去問をやった方が良いと判断したためです。

…何となく違和感を感じる模試を、3時間半もかけて受けるより、従前出された問題を検討した方が、本試験で役に立ちそうと、そういうことです。

判断自体は間違っていなかったと思うんです(…デカい落とし穴もありましたが)。ただ、実際、毎年2回目は受けていません、私。ここで成績が良かったら図に乗りますし、成績が悪くても、今度は修正が間に合いませんので、焦って何もできなくなりますから。中途半端なら、受けても受けなくても同じですしね。

「じゃあ、そもそも申し込みすんなよ」といわれそうですが、今年は答練を受けた回数が少なすぎたので、受けておこうかと思ったんですけれども、金より、時間配分の意識より、勉強時間取りました。

ですが、貧乏性が影響したのでしょうか、私に付きまとっている貧乏神から罰でも当てられたんでしょうか、翌日から延々と微熱が出る羽目になりました(真面目に考えますと、ストレスとかも影響しているんでしょうけれども)。普通に動けるんですが、微妙に体調が悪いという、非常に中途半端な状況に。

微熱で嫌なのは、自分では普段どおりにできていると思っているのに、問題などを解いていると気付くのですが、うっかりしたミスが頻発するんですね(私の場合)。
以前、本試験の際にも、発熱して受験した経験(多分。測ったらそれだけで落ちる気分になるので、当日は熱を測りませんでした)があるのですが、そのときは、集中力が切れて、ボロボロだったことがあります。

実力がきちんと伴っていれば、そのくらいは問題ないはずなのかもしれませんが、ハンパモンの私は、この程度で地金が見えるというか、大したことのない実力が透けて見えますね。

体調面以外には、模試2回目の当日に、パソコンのモニタが、いきなりいかれました(やはり、貧乏神からの罰、なんでしょうか)。
あることが気になりだすと、やるべき他のことが手につかなくなること、皆様もないでしょうか? 私はこれが顕著なものでして(特に、今回の場合、私なんぞは人と話す機会が激減しているから、パソコンに依存している部分が大きいのも影響しているかもしれません)。
元来、トラブルに弱い質なのか、こういう、予期しないことが起きると、途端に慌てふためきます。

「試験には何の関係もない」と、頭では分かっているんです。
…分かってはいるんですが、勉強が手につかなくなりました(翌日、即行でモニタ購入しました)。ルーティンを外れ、いつもと異なる状態になるのが、本当に駄目ですね。いい対処法とかってないものでしょうか。

…あ。
「トラブルに弱い質」ということに関しては、「そういった奴は、人様のトラブルに関する仕事に携わることになる、司法関係の仕事には就いちゃ駄目では?」という、根本的な疑問を感じる方がいらっしゃるかもしれません。
ですが、それは違うように思います(ただ、これは別の機会にでも)。

…で、話を戻しますと、熱の方がある程度落ち着くと、今度は「いつものはじめました」と言わんばかりに、胃痛。これが毎年、質が悪くて、冗談抜きに、横になっているしかないような状況に。今年は、金曜日辺りから始まりました。今日辺りは、結構マシになりましたが、全快!までにはなりませんでしたね、さすがに。

で、土曜日は、寝違えたのか、首を痛めました(今も痛いです)。…なんだかなぁ。

私が試験1週間前から今日に至るまでのことを書いていて、体調が悪くなったことやトラブルを中心に書いていますが、ここで私は「試験前に、体調やらめぐり合わせが悪かったから、実力が出せずに今年は終わりました。体調さえ良かったら…」ということを書きたい訳では決してありません。

根本にあるのは、前述の通り「準備不足=勉強不足」という自覚がありますから、言い訳をしようという気になりません。
準備が不十分だと、実力以上に、こういうマイナス要素が働くことがありますよと、自戒を込めて書いておきたかったためです。

パソのモニターはともかく、こと体調に関しては、自分である程度回避できるはずですし(余裕をもって取り組めていたら、体調に留意して試験前を過ごせますから。また、ちょっとしたトラブルがあっても、慌てふためかずに、なんとかなりますし)。

受験生として、もう少しどころではなく、根本的にもっと試験に向き合わないと、以降、択一合格すら覚束ない、そう感じました。

本人としては、できることはやっているつもりなんですが、…全然だなぁ、と。

これからの改善点等の覚書(以降は本当に自分に向けた覚えですので、読んで面白いものではありません)

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択一模試を受けてきた [司法試験]

 巷では、GWですか。そうですか。私もバイト先から休みを戴きましたよ(…15日程。大型どころか巨大連休ですね)。
 ただ、ここ10年以上、GWの期間中、遊んだ記憶がございません。
 休みは休みでも、試験休みなものですから。

 今のバイトはともかく(というか、昨日、帰りに仕事場を見に行ったら、人手が足りないということで、2時間弱、仕事を手伝ったんですけど。…何のための休みなんでしょうか)、前職も非常に理解のある職場だった関係で、GWに入るのと同時に必ず休みを戴いておりました。

 本来的な祝祭日+日曜日を除いて、7日間の休みを戴いていたんですが、となると、実質まるまる2週間休みになります。こちらも巨大連休でした。
 …休んでも、通常と変わらぬ給料を戴いていた分、前職の方が非常に恵まれていましたねぇ。
 ありがとう、親方。それに胡坐をかいていたせいで、こんな駄目な受験生になってしまいましたよ。…本当に申し訳ないです。来年こそは恩返しできるように頑張ります! …既に来年かよぉ。鬼が笑っちゃうですよ?

 ということで、昨日は、試験前の休み初日、行楽日和でどこかに遊びに行かれる方を尻目に、いきなりの模試でした。某予備校Wのものでございます。以降は少し真面目に。

 結果は、自己採点で…、合格できるレベルにない点数とだけ申し上げておきましょう。採点していて、どこの馬鹿かと思いましたよ。
 正直「全然駄目だぁ…」とポカリのCMの女の子のような声を上げてしまいそうです。無論、私はそんなに可愛くないです。…どうでもいい? 確かにそうですね。

 さて、模試ですが、問題の傾向が、必ずしも本試験と一致しないのでは、などと考えるような感じではありました。
 ん~、傾向というより、答えを出す際に、必要なモノが微妙に、何か違う気がするんですよね。出題の形式は似ているんだけど、答えを出すのに必要な知識や、気付かなければいけないポイントが違う、そんな感じ。
 私自身は何となく「クセ」と呼んでいますが、他の受験生の方はどう呼んでいるんでしょうかね(そんなこまいこと、あまり気にしてないのかもしれません。そんなことを気にする前に、他に、もっとやることがありますし)。

 もっとも、実力のある方は、本試験との違い云々などと言わずに、きっちり点数を叩き出している訳でして、私なんぞがグダグダ言っているのは、戯言に過ぎないようにも思います。

 まあ、そうは言うものの、こんなヘタレ受験生の私でも、択一は何度か通っている訳で、択一に合格するには、予備校の答案練習会や模試の点数が良くなくても何とかなる、というのは事実だったりします。
 実際、私は確か、某予備校Wの模試で合格推定点に達したことは、10ウン年やってて一度もなかったはずです。答練についても、合格推定点に達したこと、数えるほどしかないんですよね、私。

 だから実力が伴っておらず、論文に太刀打ちできないのかもしれませんけれども。

 まあ、点数について、予備校の試験の点数はあまり関係ないと分かってはいても、点数が良くないと気分が沈みます。それなりに安定していればともかく、まずもって合格できそうにないような点数を取っていれば、なおさらです。
 ただ、逆に点数が良いなら良いで、今度は驕りが生じますので、どちらに転んでもろくなものではないです。
 …とすると、予備校云々というより、私自身の問題であるような気がしてきますね。

 …さて、話は変わりまして、昨日の結果を含めて、現時点の私めについての自己評価。
 点数が取れているとか、そういうことが問題ではなく(基本的な知識があっても、微妙な綾で誤答することがありますゆえ…)、今回解けたとしても、同じ問題点を別の形で聞かれたら、本番で答えられない?と思うような、基礎知識についての記憶が錆び付いている、そう痛感しました。

 加えて、今回は点数すらまともに取れていませんし、もう、ろくなもんじゃないですね。文章書いている場合ではないのですが、ただ、うちに溜めるより、外に出した方が、精神衛生上、少しマシな気がするので…。本当ですよ?

 ともあれ、正味な話、このままでは、かなりまずいです。現時点では、択一に通るイメージが浮かびません。いい年して、何をやっているんでしょうか、私。バイトにかまけてないで、きちんと準備しろよと、今更ながらに思います。

 一応、記憶の錆び付きの原因を分析するに、ここ数年、択一の過去問の検討を全分野に渡って通してやったことがないのが、多分に影響しているように思います。いや、試験を嘗めている訳ではないんですよ。単に間に合わないだけでして。
 もうね、時間の使い方が下手なこときわまりないので、スケジュール通りに、勉強が終わらないのですよ。

 こんな泣き言を申しますと、心優しい方などは、「生活費を稼ぎつつの勉強になっているので、大変ですよね」などといって慰めて下さる方がいらっしゃいます。
 けどそれは、私に関しては違うような気がします。できないのは、どこか適当に怠けている私自身の問題でして、世に忙しい人はもっといると思うのです。

 丁度いいので、話を少し変えまして、ちょっと抽象的というのか、もっと一般的な話。
 「仕事をしながら勉強してて、えらいというか、大変ですよね」という話をひとつ。

 しばしば「仕事をしながらの勉強は大変」といった話を耳にしますが(私自身も言われることがありますけれども)、はたしてそうでしょうか?

 私自身は、自分自身のこと、ということもありますが、それを抜きにしても、時間的な余裕がなくて、大変は大変だろうけれども(実感はあります)、別に全然えらかぁねぇなぁ、と思っています。別に、謙遜してそう申し上げている訳ではありません。
 そして、仕事持ちの人が大変だとしたって、専業の受験生にだって、別の大変さがあるはずなのでは、と思います(周囲のプレッシャーとか)。

 仮に、他の職についている人が、刑事事件について聞き及んで、感銘を受け「よし、私は人権を守る人になろう」と、弁護士を目指したとします。

 で、試験の勉強をする。…まあ、当たり前ですね。で、金銭面を考慮して、今の仕事は続ける。

 職に貴賎はないと私は思っているのですが、それを前提にすると、単に「転職」しようとしているだけの話ではないか、と。そのツナギで、金銭面が苦しくなるのが嫌だから、「保険」として今の仕事を続けているのが、そんなにえらいんでしょうか? 本当に、即合格しようと思って、一念発起、仕事を辞めてしまう方のほうが偉いとも思えます。

 人にはいろいろあるわけで、if…を考慮して、仕事を続けながら勉強する人もいますし、蓄えをもってそれが続く限りという限定付きで勉強する人、親などのスポンサーに頭を下げて専業で勉強する人、いろんな立場の人がいます。
 仕事を続けていると、諸般の事情から両立が難しいのは事実で、そんなことから、時間がないのに頑張っているとか、仕事に就き、勉強から離れてしまった人からすれば、今更また勉強するなんてえらいなぁ、となるのかもしれません。

 で、周囲からそのような褒め言葉を戴くと、嬉しいということもあるでしょうが、それ以上に、自分でもそんな気がしてくるのか、勘違いする人も、まま見られます。
 本気で「自分が偉いと勘違いする馬鹿」がそれです。仕事をしながら資格取得を目指している人の一部(あくまで一部ですよ。全員ではありません)には、本当に、「俺は、仕事をしながら『二足の草鞋』で頑張ってんだぞ」ってぇ臭いを漂わせつつ、ものすごく横柄な態度を取る輩がいます。
 同類に見られるのが心底嫌です。私は、ソレを横目で覗き「馬鹿じゃねぇの」と、思っております。

 仕事を辞めずに忙しいのは、自分の選択でしょう。専念したいなら、蓄えを切り崩すでもいいし、周囲に頭下げまくってでも、金借りるなりして、専念すれば良いだけの話です。それをしないのは、もし…と考えるからでしょう。保険かけてて、何勘違いしてんだ、と申し上げたい。
 そして、他者と比較すると、確かに恵まれた人もいますが、そんなこたぁ、多かれ少なかれ、誰しもが抱える問題です。今、自分のいる状況の中で、何とかしなければならないのは当然ではないでしょうか。それを受け入れずに、羨むと何か変わるのでしょうか。

 勉強するのが偉い? 何ででしょうか。人が、もう嫌だと思っていることだから? その勉強をしようと思ったのは自分だし、自分がやってみたいと思ったからでしょう。自分がやりたいことをしている奴の、何がそんなに偉いんでしょうか。

 目指す仕事が人様を助ける、素晴らしい仕事だから? 私は、職に貴賎はないと思いますけど。有形、無形に、感動を与えるのでも良いです、人様のなんらかの役に立つのでしたら、その仕事は素晴らしいとは思えないでしょうか。

 また、その仕事が素晴らしいと思い、自分がなりたいと思ったのだったら、今やっている勉強は、人のためでもある以上に、「なりたい自分になる」という、自分の満足のためでもあるのではないでしょうか。

 …私は、その点についての驕りはなく、謙虚であるつもりでございます。今現在、それなりに、専業の環境の人より忙しいのも、それまでに合格できなかった私のできの悪さが問題ですし。

 あ、ひとつ誤解のないように申しますと、周囲の方から見て、頑張っていると感じたり、えらいなぁと思うのは自由だと思うんです(そういっていただけるのは嬉しく、ありがたいですし、励みになります)。そうではなくて、やっている当人がその評価に驕るなってぇ話です。

 勘違いしている馬鹿を予備校で見かけるたびにイライラするので、今回は、模試のこと以上に、腹立ち紛れの文章を書いてしまいました。模試の結果が悪いことの腹いせっぽくもありますね。

 ともあれ、残り2週間弱、頭の弱い人なりに、できることをやっていこうと思います。明日から! …嫌々、あ、変換を間違えました。いやいや、これからすぐ! 取り掛かろうと思います(でも、とりあえずは、まず夕食です)。


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新しい僕になろう [司法試験]

 ある司法試験受験生の日記です。

「10月某日

 先日、司法試験の論文試験の成績表が届いたんだけど…。
 …我ながら、ひどい成績だね、こりゃ。受験生の大部分の方は、私より成績がいいのかぁ…。へこむわぁ。

 加えていえば、今年、択一の成績が芳しくなく、落ちてしまった人で、択一を苦手としながらも論文を得意としている人も加えると、きっと論文の受験人数より多くの方が、私より成績が良いに違いないわなぁ。受験人数より多い…。少なくとも、3000人以上来年までに抜かな、勝負にならんのかぁ…。上には上がたくさんいるもんだ。

 しかし、自覚があるとはいえ、こう明確に「君は、アホな子です!」という客観的な証拠を見せられると、正直、浮上のきっかけのようなものが欲しくなるね。
 こういう場合、真っ正直に、上を見るとキリがない(試験会場で石投げたら、まず確実に私より成績がいい人にしか、石が当たらねぇんだからねぇ…)、心象風景としては、上の方は霧がかかって見えないので、私よりできない人だっているんだと、「下には下がいる」と、後ろ向きな安心感を得るに限るね。
 良い方向にとると「世の中には、自分よりもっと大変な状況にある人達がいて、その方々も頑張っているんだから、自分も頑張らないと」と、気を引き締めるのに、似てる、かなぁ? …ん、何? 「全然違う」って? そうかい。でもまあ、いいや。続けて聞いておくんなさい(って、なんで、落語調になってんだ? そもそも誰と話してんだ、私?)。

 …まあ、それはともかく、下にいる方…いないよ、ほとんど! いないから、へこんでいるんだけども、全然下に人がいないよ! 潜在的に、私より上の人(=今年、択一落ちした、私より論文がまともに書ける方)がいることを考えると、私のいるとこって、どう考えても択一合格者レベル中、最下層だよ! 何年受けてて、こういう成績なんだ? 猛省せな!
 …大体、私より、低い順位の方って、体調悪くなって帰った人とかじゃないの? この人数。

 明日への活力とすべきは、上を望む向上心しか残されてないみたいだなぁ。よし、やるぜ! …明日から!
 「明日とか言ってないで、今から始めろよ」というツッコミが入れられそうだけど、まあ、それはそれとして。

 あ、そういえば「ジョジョの奇妙な冒険」の第1部に、ある少年が意気地がなく、勇気を出せずにいたところ、少年の姉が「意気地なし。いつ、勇気があるところを見せるの?」という旨の詰問に、少年は「明日」と答えて、姉は「明日って、いつ?」と、そんなエピソードがあったなぁ…(「JOJO」においては「明日って『今』さ!」と、少年が勇気を示す場面があって、ものがたりが締まるけど、私の場合、明日っていつなんだろう…)。

 何故、こんなことは、よく覚えていたりするかなぁ…。この無駄な記憶力は、その10分の1くらいでも有益なところに使えねぇかなぁ。

 以前、私は冗談で「私が今読んでいる漫画の量、半分にしたら、とっくに試験に合格している」と、言っていたことがあるけど、半分地でいってるね、こりゃ。


 まあ、いいや。「病は気から」じゃない、「健全な精神は、健全な肉体に宿る」などともいうし、脳みそ鍛える前に、体から鍛えることにしよう! …順番が違う? 頭の方が先だろう? まあ、気にするない!
 いや、真面目な話、私は体を定期的に動かさないでいると、血の巡りが悪くなったように感じ、調子が悪くなる、まではいかないにしても、低調になるしね。
  ・
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 そんな訳で、近所のトレーニングセンターで、筋トレして、これで、バッチリだ!
 よし、勉強に勤しむか!
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 …程よいからだの疲れから、眠気が…
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 …やるよ、明日からは。…多分」

 この司法試験受験生の日記フィクションです、…と思いたいです


 ということで今回は、(向上心から)見上げてごらん、夜の星を…って、そこまで上を見なくてもいいのでは?と思いつつも、上を向いて歩かないと、自分の「アホな子」加減とグダグダっぷりに、涙がこぼれそうです、という、何となく「坂本九」な話。
 いや、でも、真面目な話、体を動かすのはかなり好きなので、運動もほどほどにしないと、どちらが主なのかあっさり忘れそうです。筋トレとかランニングに没頭しそうだなぁ…。


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天罰覿面! [司法試験]

 昨日は、司法試験の二次試験論文式の合格発表でした。
 まあ、自分でも予想していた通り、私の受験番号は行間にあった(=要は、なかった、と)んですが、まあ、能力不足は仕方ないです。勉強していくしかありません。

 …ところで、私自身は、やる気がない訳では決してない! …つもりなんですが、客観的には「こんな奴ぁ駄目だ。合格する訳ない」「やる気があるとは思えない」という話をいくつか。

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負け犬日記4(完) [司法試験]

 ちんたら書いていたら、「まだ書いてんの?」と、いい加減いわれそうなので、今回でこの一連のシリーズはラストにしましょう。いやいや、書いている本人が飽きたとか、そういうことではないですよ?
 
 ということで、早速本題。2日目についてダイジェストで書いてみましょう。


刑法(第1問目)…問題文を読み間違った(直接の加害行為となった投薬行為を行った者が誰か読み間違えました…)おかげで、それまで書いていた構成(=論文を解答用紙に書き出す前に、文章の流れをどのようにするのか、まとめたもの)が全部没に。それで、時間のロスが大きく、あとはグダグダっス。


刑法(第2問目)…1問目のタイムロスがこちらにも及び、ろくに構成もできずに書き出したせいで、やはりグダグダっス。さすがに、クレジット詐欺ということは分かりましたが、加盟店とクレジット会社に関する辺りが、よく分かってませんでした。今、自分が書いたものを見たら、一言「どこの馬鹿が書いたものか!?」と自分を罵倒したくなると思います。…採点官の方も「択一通ってきた奴が書いたのがこれか!」と、択一のあしきりに疑問を呈されることでしょう。

 ちなみに、一番出来なかったという感触を持ったのが、刑法でした。…もっとも「他の出来はいいのか?」と訊かれたら、「良い訳がない」と答えるしかないのですが。


民事訴訟法(第1問目)…訴状の必要的記載事項ということでしたので、133条2項の各号、すなわち、当事者及び法定代理人と、請求の趣旨及び原因を書いて、それらが何故必要的とされるか、その理由を適当にでっち上げておきました。
 それで、訴状が却下される場合の裁判の形式は命令、で効果としては、実体判断をしていない以上、既判力は生じない旨、書いておきました。

 …どう考えても、誰でも書けることしか書いてないですね(というより、これくらいしか思いつかないので、書けないんですが)。
 ただ、去年も誰でも書けることしか書いてないんですよ。それで成績が良かったので、「今年も、成績がいいといいなぁ…」と、本当に他人事のように思っています。

民事訴訟法(第2問目)…予備校の解答例を見ると、権利自白ということですが、私は、権利自白とは思わず、通常の自白として突っ走りました。…終わってます。

刑事訴訟法(第1問目)…時系列に沿って、自分の出来る限り丁寧に、警察官の行為が適法か否か検討していったつもりですが、不正確な論証やら、そもそも警察官の行為で問題になる点を結構抜いているような気がします。

刑事訴訟法(第2問目)…伝聞法則ということは、低脳な私でもかろうじて分かったのですが、あとは、何を書けばよかったんでしょうか。

 …そんな感じで、しゅ~りょ~(いろんな意味で)

 まあ、これで終わってしまってもいいのですが、あまり試験に興味のない方は、これではなんの面白みもありませんので、少しあまり知られていないような話をしてみましょう。
 ということで、司法試験のコストパフォーマンスについて。…これも、試験に興味のない方には、面白くもなんともないですね。…まあ、いいか。


 司法試験の受験料は、二次試験については、1万1,500円かかります。そして、これを司法試験委員会宛、郵便書留で送付します(直接持参するテもありますが、交通費の方がかかる場合が多いでしょう)ので、それを足しても、ざっと1万2,000円也、といったところです。
 それで、この出費の元を取るには、どの段階まで進めばいいのか考えてみましょう。

 まずは択一試験から。択一試験の値段はいくらか、正直、どのように値をつけていいのか分かりかねますが、某受験予備校において、択一直前期に行われる、直前予想択一答練1回分は、3,610円で受けることが出来ます。ということで、この値段ということにしてみます。
 これでは、まだ、元は取れませんね。

 で、択一に合格できれば論文です。論文試験も、無論、問題用紙の裏に値段など書いてありませんから、これも某受験予備校の受験料を参考にしてみましょう。
 某予備校の直前期における論文模擬試験の6科目一括の値段は、18,050円になります。
 …論文を受ければ、元を取れるみたいです。逆に、択一で涙を呑まれた方は、余分に搾取されていることになります。
 銭に汚い私などは、これだけでも「択一には、絶対合格しなくてはならない。受験料がもったいないからな」と、モチベーションになりますね(いや、嘘です。「それなら、さっさとうかるはずだろう?」って話になりますし)。


 

 いきなり、画像が入っておりますが、こちらは、論文試験6科目全てを(おバカを晒すのを)我慢して受験したご褒美、恩賜の煙草、じゃなくて(いや、私、昭和の人ですから)、恩賜の司法試験用六法(しっかり哀しみの「旧」の字、入ってます)です。戦利品といってもいいですね。…しかし、我慢して貰ったものて…、サラリーマンの給料か!(しばしば我慢料、といわれますね)という感じですね。

 この司法試験用六法、去年までは1冊でしたが、今年は何故か二分冊になりました。…酔狂で分けているのではなく、「憲法や行政法といった公法系、及び民事系の法令(Ⅰ)」「刑事系の法令(Ⅱ)」とで分けてあります。

 刑事訴訟法のとき(この科目は、憲法と刑事訴訟法の条文を引く可能性が結構あります)に「使いにくいかも…」と、少しだけ思ったのは内緒です。カラーリングが、どこのチンピラのスーツの色か!とツッコミを入れたくなるようなセンスだなぁ、と思ったのも、無論内緒です。

 …あ、「六法も、ろくに引けない野郎が偉そうなことをぬかすな!」という、至極もっともなツッコミは入れないで戴けますでしょうか?

 ちなみに、この六法と同様のものも、一応、一般の流通に乗って販売しているようですが、このカラーリングのものは、論文試験を受けた人でないと入手できません(多分)。こんな六法を持っている人を見かけたら、後は口述試験だけですね!と、なんとなく生温かい眼で御覧になるのは、やめておいた方が宜しいかと思います。
 論文で痛手を負ったと感じている方ですと「余計なお世話だ、この野郎!」と、逆上されるおそれがあります。
 …私、ですか? 私は逆上したりはしませんよ。私でしたら、きっと「いいとも」の客ばりに、無感動なトーンで「そーですね…」と、お返事申し上げることでしょう。

 そんな話はともかく、この司法試験用六法の値段ですが、市場にでているものの値段は4,500円也。某受験予備校では4,000円にて販売しています。ということで、低く見積もっても、論文受験生は、論文試験それ自体の受験料分に加えて、六法をロハで貰えるという4,000円分のプレミア付き!ということになります。

 そんな訳で、論文まで受験できると、
 (3,610+18,050+4,000)―12,000=13,660 となります。

 「ミクロな視点」で見れば、論文まで進めれば、受験料を払った分のモトは取れます。というより、プラスの勘定になります。

 ミクロな視点、と申しましたが、より大きな視点からすると、試験勉強には講座をとったり、基本書、参考書や問題集を購入したりで、受験期間が長ければ長いほどマイナスになります。当然ですが。
 というより、「元を取った」といっても、金銭としてキャッシュバックされる訳ではなく、収支としては、出て行く一方なのですから、マイナスなのは当然ですね。

 …受験料を「お布施」として、計上してもらい、長年受験して一定金額積み立てたら、仮・司法修習生(通称 丁稚)として採用し、通常の修習生より長く、何年か修習を収めたら(年季を重ねていくにつれ、手代、番頭と名称が変わっていくのは当然ですね)、法曹資格を与えてくれる「丁稚システム」(命名 私)が構築されることを願ってやみません。

 ということで今回は、銭の話で夢がねぇなぁ、という話でした。


追記:
 さて、これで、論文試験終了に際して、合格には程遠い?と感じたため、短期集中(というほど短期でもないんですが)で「負け犬日記」という、ものっそい景気の悪いタイトルで書かせていただいた話は終了となります。
 来年こそは、絶対に景気のいい話をします! …いや、多分。 …できたらいいなぁ。

 あ、これで、ブログを来年までやめるようなシメになってますが、別にやめたりはしませんで、以降からは、また通常営業で参りますので、これからもご愛顧の程、宜しくお願い申し上げます。


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負け犬日記3 [司法試験]

 前回からの流れからすると、前回は初日について書いたのですから、今回は2日目について書くんでしょうが、2日目…、特に書くことないんですよね。自分のヘタレっぷり以外に。
 ということで、2日目はちと先延ばしにしまして(というより、書くことあるのか?という気も)、今回は、違うことについて書いてみようと思います。


 試験に関して、アガって実力が出せなかった…などという話を聞きますが、司法試験においてもこれは例外ではありませんで、実力者といわれる方が、何故か択一で落ちてしまうようなこともあったりします。
 私が知っている方でも、初受験の際に、実力はかなりいい線いっていたように思われるのですが、択一でアガり倒して、実力が出せずに不合格となった人がいます(ちなみにその方、希望者に送付される成績表が届いた際に、頭に来て破り捨てたため、自分のその年の成績がどのくらいだったのか、不明だそうです)。

 で、私はと申しますと、試験ですので、一定の緊張は当然ながらありますが、試験会場における試験中、必要以上にアガった覚えが何故かありません。これだけは自信があります。…都合の悪い記憶を、忘れているだけかもしれませんが、まあ、それはそれとして。
 「おめぇは、今回うかる訳ねぇと思ってっから、緊張感のかけらもねぇから、アガらねぇんだろうが!ゴラァ!」と、何故かヤンキー調でツッコミを入れられそうですが、別に、今回に限ったことでなく、昔から今の今まで受けてきた試験の中での経験です。

 その理由を考えてみるに、以前の記事に書いたことの繰り返しになりますが、

「試験日当日にできることは、『出来ないことを嘆くこと』ではなく、『今ある実力を出すこと』」

という意識が、定着しているからかもしれません。
 要するに、実力が足りずに出来ないのは、前日までの準備段階の問題であって、当日の自分の責任ではないと、そういうことです。
 実力がないなら、ないなりに、出し切らないのはもったいないことで、さらにアガって実力まで出せないとしたら、どうしようもないです。特に、実力まで出せないとしたら、試験を続ける気がなくなるくらいの悲惨な成績になってしまいます、私の場合。

 さて、「当日できることは、今ある実力を出すこと」という意識ですが、私の場合これが顕著なのでしょう。「試験当日の私」は非常に優等生です。
 ただいかんせん、他の日、すなわち試験に向けて勉強している日々の私は、劣悪極まりないんですね。
 偏屈な神さんが、一年のほとんどの日々は怠惰に生活するような性格にする代わりに、試験当日だけは優等生になれる才能を与えてくれたのでしょうか。…逆にされても困りますが、日常的にも優等生とは言いませんが、少しは真面目になれるようにして戴きたかったです。

 真面目な話、悔やんでも仕方ないことを、試験当日に悔やんでも無意味ですから、割り切りは必要です。
 ですが、反省をその後に活かそうとする努力もまた必要でして、これが私には足りないようです。私の場合、もうちょっと反省、否、猛省をして、その後に活かす努力が必要です。



 とまあ、私が自分の成績の悪さを反省しないという、いわゆる「こまったちゃん」(無論、言葉の響きほど、実態は可愛いものではないです)だという話を書いて思い出したのですが、試験会場にも結構「こまったちゃん」っていますね。その点についても書いてみましょう。

 論文においては、以前択一について書いたような、トンデモ系の「こまったちゃん」は、さすがにいないのですが(いるかもしれませんが、私自身はお目にかかったことがありません)、軽度の「こまったちゃん」は、毎年確実にいます。

 どの試験にもいるように思えますが、試験開始前においては、筆記具や眼鏡等以外はしまうよう指示されているにも拘らず、係員が向かってくるまで、ノートや参考書をしまわずチェックを続ける方がいますね。また、試験終了の合図の後も、制止されないことをいいことに、何とか書き切ろうと、答案用紙の回収の人が来るまで答案を書き続ける、そんな方がいます。
  
 確かに、心情は分かりますよ。よく言えば、「諦めたらそこで終了」という、スラム○ンクの某先生の言葉のような意識かもしれません。…でも、違うでしょう。規則の中で諦めないのと、端的に言ったら不正行為をして、何とかしようというのは。

 「あんたの頭には、良心回路はついてないのか?」と問い詰めたいです。

 …ちなみに、今回の試験では、私の隣の方が、終了の合図の後も延々書き続けるということをやってました(当然ながら、私の冷たい視線を一身に浴びながら)。
 その方、合格しそうになかったので、私も敢えて目くじら立てて、何か言うようなことはしませんでしたが、かなり気分が悪かったです。

 とりあえず一言。法律家になろうとする奴が、規則を堂々と破るな!と、声を大にして申し上げたい。
 …何か、思い出しただけでも、腹が立ってきます。

 ちなみに、私は何年もうからないで試験を受け続けていることからして、決して諦めがいい性格をしていないにもかかわらず、「ええ恰好しい」なものですから、こういったことは一切いたしません(当たり前のことですから、偉そうに言うことでもないんですが)。
 つまんねぇところで、ケチつけられるのも癇に障りますし。…本当ですよ? 
  
 腹が立つなどと、感情に関して書きましたので、今回のシメは喜怒哀楽について書いてみましょう。
 喜怒哀楽、論文試験の2日間にはつまっているように、私は思います。すなわち、
「喜」…なんだかんだ言っても、択一を通って、論文という次のステージに進めるのは「喜」ばしい、
「怒」…でも、何だこりゃ?という問題に出くわして「怒」りを感じたり、
「哀」…自分の理解の薄い分野からの出題に「哀」しみを感じたりで、試験を受けつつ、
「楽」…最後の科目の刑事訴訟法終了!で、開放されてしばしの休息を「楽」しむ…。
 …お後が宜しいようで。

 ということで今回は、試験に関する愚にもつかない話、でした。


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負け犬日記2 [司法試験]

 今回の頭は、本編を離れまして、全然関係ない、最近の話から。

 何かと申しますと、「茨城ゴールデンゴールズ」の件です。
 山本圭一の問題から、萩本欽一が「大好きな野球だったけど、やめることにしました」と、責任をとり球団を解散することを発表しましたが、これ、全然分かりませんね。

 まず、30も過ぎたいい年した大人の一個人の問題を、チームとして連帯して捉える発想が、全くもって分かりません。彼を監督・指導する責任が、チームにあったんでしょうか。プロ野球でも、似たようなことがあったのは、ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、別にチームとして、どうこうという話は、大きく問題にはならなかった(多少はあったでしょうが)ように思います。

 また、大好きな野球なら、何故、同じように野球を好きな人から、野球を奪う決定を安易に下してしまうのでしょう。「簡単に切って捨てられるもの」その程度にしか、萩本欽一は考えていないように、私には思えます。

 そんな訳で、萩本欽一の行動からは、彼が野球を好きだという気持ちは、私には全く感じられません。涙を浮かべて、いろいろ話していたようですが、私は、彼に対して疑問と憤りくらいしか感じませんでした。
 何か、別の理由があって、辞めるちょうどいいきっかけが出来たと思ったのではと、邪推すらしたくなります。

 最近、一番うんざりした話だったので、とりあえず怒りを吐き出してしまいました。



 さて、話をガラッと変えまして、前回からの続きを書いていきましょうか。

(7/16午前7時30分頃~)
 電車で、会場までの移動中、先日書いたように、択一のときのように、体調不良に襲われたかと申しますと、全くそんなことはありませんで、ただ、非常に眠たかったです(前回のとおり、変な時間に寝起きしているため)。

 この違いは何なのか考えるに、自分が考える自身の合格可能性の有無、ではないかと思います。
 択一に関しては、なんだかんだ言っても、一応合格経験があるので、合格する可能性があるし、落ちたら恰好悪いと思っている一方で、論文の方は全く自信などなく、どうせ落ちるだろうと思っているので、もし落ちたら…というプレッシャーがかかりようがないと、そういうことです。
 何年も受けているのに、いまだに論文に合格するイメージが持てないというのも情けない話なのですが。


 主観の話が少し出ましたので、この辺りに関する話をしてみましょう。
 司法試験に限らず、司法書士でもいいのですが、難関とされる資格試験において、合格の条件の一つに、「自分は合格する」という意思が必要ではないか、と私は思っています。
 別に、これは、私のオリジナルの考えという訳ではありませんで、司法書士の講師の方などが、結構その旨をおっしゃっているのを聞いたことがありまして、私もそう思う、というだけの話です。

 ただ、こう書きますと、「じゃあ、強く『合格する』と思えれば、それだけで合格できるの?」という疑問があるかと思います。これも、厳密には違うように思います。
 厳密に申しますと「合格すると、強く思えるだけの『裏づけ』があって、それがために『合格する』と思える人なら合格できる」、こうではないかと思います。
 そして、「裏づけ」とは何かと申しますと、いうまでもないことかもしれませんが、「それまでやってきた勉強」です。

 もちろん、自分が苦手とする分野から出題されることもあるでしょうし、よく分からない問題が出題されることもあるでしょう。だから、試験前に不安にもなりますし、また、現場で少なからず焦ることもあるでしょう。それでも、裏づけをもって「合格する」という意思を持っている人は、何とかなるように思います(いや、不合格者の私が言っても説得力はないんですけども)。
 人間の主観というのは、馬鹿に出来ないように思いますが、いかがでしょうか。


 さて、当日の私に話を戻しますと、何年も勉強している割に、私は「それまでやってきた勉強」に絶対的な自信を持つどころか、真逆でして「これだけモノを知らない奴が合格したら、司法に携わる人皆が困るっつ~の!」という自信があります。…もう、駄目すぎです。
 …なんで、試験受けているのか、自分でもたまに分からなくなります。論文試験の当日も、受けに行ってもなぁ…、とネガティブ思考で一杯でした。まあ、ネガティブ思考で一杯なのは、いつものことなので、「いつもの心理状態」ということですね。「平常心で臨んだ」とポジティブに表現しておきましょうか。

(午前8時20分頃)
 試験会場近くの駅着。
 雨が降りそうな天気で、気温は低いものの湿度が大層高かったです。動くたびに何か湿気がまとわりつくようで、かなり不快な状態でした。
 ただ、考えてみるに、自分の部屋を考えると、まだマシな方かなぁ、と。自分の部屋、風通しが悪いうえ、窓開けてると近所から「G様」が飛来されてくるようなので、無闇に開ける気になれないんですよ。

 会場を見回すと、去年と比較して、明らかに人が減りましたね(試験を実施する教室も減りましたし)。ただ、相変わらず司法試験界の神様、伊藤真はいましたね。
 伊藤真は別にどうでもいいのですが、受験者数が減少したおかげで、結構、試験の合間の休憩は、それなりに快適でした。去年などは、自分の居場所確保するのも大変でしたから。

(午前9時~ 入室開始。試験についての説明)
 今回、顕著な変化があったことといいますと、論文用紙の記入方法が結構変わったことでしょうか。
 会場も「どう記入するの?」という感じで、結構ざわつきました。

 従前の記入方法は、単に試験科目受験会場、受験番号、そして氏名を手書きで記入するというものでした。
 それが今回は、試験科目と受験会場をマークする方式に変更となっていました。このマーク、ボールペンですっと1本線を入れるだけでいいものだったのですが、これが「え、どういうこと?」だったようです。また、結構、マークを間違える方、続出してました。…そんなに難しいことではなかったように思うんですが、皆さん、緊張されているんでしょうかね。
 それと受験番号が読みやすいように(機械処理を可能にするため?)、生協の共同購入用紙の数字記入欄のような印刷がされていたのも、今年の新しい試みですね。
 

(午前9時30分~ 憲法)
 1問目。放送関連の問題。「過去、放送に関しては、確か平成7年に出題されたなぁ」という、不要な記憶があるのみで、何の足しにもなりません。
 広告放送という表現が制約されるということで、21条1項の表現の自由の制約について、その合憲性を書きました。放送電波の有限性や、営利的表現の自由(後者については、言葉そのものが会場で思い出せず、「経済的自由にも関わる表現」とか、適当に、お茶を濁した言い回しをしました。かなり基本的な用語すら曖昧ですね)も、適当に加味するようなことを書きましたが、どうなんでしょう。とってつけたような書き方をしたような気がします。

 2問目。拘束的住民(国民)投票制について。つまるところ、国家レベルでは間接民主制が主で、地方自治レベルでは直接民主制もOK、な感じで展開したつもりですが、文章が拙いので、そのように好意的に読んでいただけないと、支離滅裂な文章になっていそうです。ろくな点数が望めないような、そんな文章ではないかと思います。統治機構に関する答案は、もうちょっと読める文章を書けるようにしたいです。

(午前11時30分~ 昼食時)
 そんな感じで、結構あっという間に昼食の時間が。
 今回、多分私の受験歴では初めてのことだったように記憶しているのですが、外で一時、雨が降っていたらしく、教室において、食事をすることを許可されました(ただし、休憩は12時30分までなのですが、次の試験の教室準備があるため、教室に居座れるのは12時までとなっていました)。

 私も、昼食抜きで、次の民法を受けるつもりはなく、食事をもそもそと摂りました。
 そして、いきなり、あ、やべっ!と思いました。いきなり睡魔に襲われ、意識飛びそうになってました。空腹が満たされたら、次に睡眠欲が出てくる辺り、私はどこの乳児かという感じですね。「あまりものを考えていない生き物全開!」な感じです。

 ただ、「眠ったら死ぬぞ!」と、雪山にいるような心持だったのでしょうか。幸い、試験中は眠気に襲われることはありませんでした。…ただやはり、生活リズムの改善が必要ですね。

(午後12時45分~ 民法)
 1問目。…難しかったです。
 いや、聞いていることは、別段難しくないはずなんです。詐欺による売買契約の取り消しを聞いているだけなんですから。
 私が面食らったのは、法律構成を2つ示せという指定。小問1(1)で、法律構成が3つある?(192条、94条2項類推、178条)と思ったことから、「あれ、1つありえない法律構成を考え付いている?」という疑念が浮かんでしまって、ずっと自信がないままに文章を書く羽目になってしまいました。

 それで、小問2も、…?という感じでした。詐欺取消し前の第三者といえば、96条3項がすぐに浮かびましたが「これに関する法律構成って…何?」と、出題者は何を書いて欲しいのか、最後まで分からないままでした。
 一応、明文にある、「善意」以外の要件として、保護要件としての公示手段が必要か否かで分けたつもりですが、この保護要件の有無って、法律構成っていえるんでしょうか?

 他にも、小問1の段階で96条3項の「第三者」の範囲を論証し忘れて、急遽小問2で論証を入れたりして、「駄目駄目感、ここに極まれり!」な答案を作成した次第です。

 2問目。1問目で勝手に自滅してしまったので、ろくに書く時間がありませんでした。書きたいことの4分の3ほど書いて終了(構成をろくにせずに、書き出さざるを得ず、また、途中答案になりました)。

 用語をご存じない方に説明しますと、途中答案とは、文字通り、答案が試験時間中に書き終わらず、途中で切れてしまっている答案のことを言います。
 これ、私が思うに、採点官の印象が非常に悪いのではないかと思います。

 というのも、司法試験に合格して、その後仕事をする際に、時間に追われて、この時間までに法律の文章を書き上げなくてはならない、という事態は、しばしば起きることです。その際、「いやぁ、間に合いませんでしたぁ(さわやかな笑顔で)」では済まされず、期限内に書き上げなくてはならないのは当然です。
 つまり、試験では、時間内に答案を書き上げるだけの事務処理能力も問われているはずですので、途中答案になってしまったということは、「私には事務処理能力がありません」と白状しているようなものです。
 私が試験官なら、途中答案にそういう判断を下します。合格? 絶対させません

(午後3時30分~ 商法)
 前の科目の民法で、正直、今年の論文は終わった感が強く、長いロスタイムに入ってしまったように感じたんですが、他面で、悲しい受験生の性なのか「それでも文字を曲がりなりにも書いて出しているんだから、合格の可能性が、ありえないともいいきれないなぁ(懐かしい「DAKA○A」の小便小僧風)」と思い、商法も受けました。

 

 …幻想でした「夢見がちな30代で、どうもすいませんでした」と、各方面に謝りたくなりました。

 2問とも、間違ったことは書いていないと思うんです。
 ですが、1問目は、小問1で株主の役員等に対する責任追及手段を出来るだけ多く示すべきところ、429条はさすがに挙げましたが、847条から423条という責任追及手段が出てきませんでした(423条は思いついたんですが、847条が出てこないと書き出せないんですよね、これ)。

 2問目は、キーとなる言葉「見せ手形」というものがあるんでしょうが、…え~と「見せ手形」って、何ですか? 1文字たりとも答案用紙にそんな言葉は書きませんでした。


 そんな訳で初日終了。長くなりましたので、この辺りでしめましょう。
 ということで今回は「初日で、私の今年の試験終了。どうする俺?どうすんの!?(ライフカ○ド風) …続く!」という話でした。

追記:
 冒頭の、「茨城ゴールデンゴールズ」の件は、一転、存続するということになりそうですね。
 ただ、発言を翻しても、彼の発言は思慮に欠ける、軽率なものだったと思いますし、私の彼に対する印象は別段変わるところはありません。
 一応、付記しておきます。
(7/23 2:37)


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負け犬日記1 [司法試験]

 先日、人様が楽しく過ごしたであろう連休の日・月曜日に、試験があり、めでたく、

論文試験終了~、とあいなりました。ようやくシャバに戻ってきたような心持で一杯です。…嘘です。

 ついでに申しますと、今年の試験も同時に終了~、となったのはヘタレ受験生の私のことですから言うまでもありません。
 予想外なことになった、択一のようなことにはならないでしょう。今回は自信がありますよ! …自信満々で不合格自慢してどうしようというのでしょうか。
 …いい加減、論文の実力を上げようと思っております。

 それで「じゃあまた来年!(受ける気力が続くのか?)」という、「お約束な」終わりもなんなので、今年の試験を、試験内容に竹光の切れ味で斬り込みつつ(つまり、キレなどない)、振り返ってみようと、思い立った次第です。

 …あ、話の流れ上、多少は試験内容についても書くかもしれません。ですが、真面目に勉強されている司法試験受験生の役に立つ情報は、まずもってないのではないか、と思います。
 私の実力は、偉そうに語れるものではないのは自覚しておりますが、敢えて書きますと、論文受験生の中で最低レベルにあります。これは、謙遜でもなんでもなくて、例年論文受験生に届く、結果通知から、最低レベルであることが客観的に判明しております。

 そんな私が現場で思いつけることなんざ、今年、択一で涙を呑まれた方で、択一合格レベルに近い方なら当然気付きますし、私が気付けないことまで気付いて、鼻で笑うことになります。
 自信を失いかけている司法試験受験生の方が御覧になって、「この程度しか出来ない奴が、論文受けられるの?」と、自信をつけるには、うってつけかもしれません。
 …御覧戴けるのは嬉しいですが、何か嫌な見られ方ですね。まあ、本当のことなのでいいのですが。

 ただ、私のごとき下々の者を睥睨しても仕方なく、時間の無駄なのでは?と、老婆心ながら申し上げておきます。

 …と「出来ない自慢」をしていても仕方ありませんから、論文を受験できたはいいけど、不合格確実の「負けDog」な私が、短期集中で「負け犬日記」と称して、適当に試験にまつわる話をしていきたいと思います。
 …しかし、景気の悪いタイトルですね。

 「自虐的なタイトルをつけていてはいかん!」「そんな性根ではいかん!」と、叱咤されそうですが、これは仕方ありません。
 オフでの私の姿を知っている方ならお分かりかと思いますが、私の「広めの額」(あくまで額。生え際が後退などしていませんよ?)にデカデカと「負」(デコが広いだけに、大きなスペースが確保されております)と刻印されているので、仕方ないのですよ、ええ。



 …虚言はこのくらいにいたしまして、わざわざ、こんな辺鄙なブログを御覧になっているということは、司法試験(最近始まった、新司法試験ではなく、従前の司法試験。正式には、司法試験という、旧ザクばりの時代遅れの雰囲気を漂わせる、悲しい名称になっています)の概要を、ご存知ないはずはないと思いますが、一応ざっと説明しましょう。

 一般に、司法試験といわれるものは、通常、司法試験の第二次試験を意味します。
 一次試験については、私は受験したことがないので詳細は不明ですが、一次試験免除の条件となる、大学卒業とか、大学の必要単位を修得できなかった方が受け、司法試験を受けるだけの基礎学力があるか否かを判断する試験であったように記憶しております。

 で、二次試験ですが、これは大学受験をイメージされると多少分かりやすいように思います。
 まず、5月第2週日曜日、世間では「母の日」ですね、に短答式試験、俗に言う択一が通常実施されます。これは大学入試のセンター試験にあたるもので、この試験の得点により、足きりをして、字段階である論文試験の受験生の人数を調整します。
 で、次に、司法試験のヤマとされる論文式試験論文ですね、こちらは海の日の連休辺りに実施されるのが通例です。これは、大学入試の各大学の入試、特に小論文のようなものだと思って戴ければよろしいのではないかと思います。
 で、10月の上旬に論文試験の結果が発表され、合格者はさらに口述試験が行われ、そこで合格(ちなみに、口述試験の合格率はおおむね95%程度で、論文が司法試験のヤマといわれる所以となっています)すれば晴れて最終的な合格に至ると、そういう試験です。

 とまあ、概略はこのくらいにしまして、当日について、書いていきましょうか。


(試験日当日7/16午前4時過ぎ)
 眠れないでいました。緊張しているとかそういうことではありません。昼に眠りすぎて、目が冴えまくりました。
 この時間に眠れないのなら、起きてそのまま試験を迎えても大差ないような気もしますが、眠るのが大好きな私は、それこそ寝る間も惜しんで寝ることに努めました。

 …真面目な話、最近の、試験前のストレスやら、不規則な生活がたたっているんでしょう。生活リズムなど、とうに崩壊していて、突然眠気に襲われたりしていたので、昼に唐突に熟睡したり、それで、夜は逆に目が冴えたりという状態が、試験前まで続いてしまった、ということです。
 この辺りは来年に向けて、何とかしようと思う次第です。というより、このままではまともな生活が出来なくなりそうです。

(午前6時20分頃)
 それでも何とか、2時間弱の睡眠をとって起床。
 とりあえず、試験に対する自信が全くありませんので、試験問題を見て、全く意味が分からず、一文字たりとも論文が書けなかったらどうしよう…、と「期末試験に不安がある中学生」のようなことを思いながら食事を摂りました。
 それと同時に、「今、いきなり体調不良に襲われて、試験会場にいけそうもないくらいな状態になれば、人様に言い訳も立つのになぁ…」と、「運動会が嫌で嫌でしょうがない、運動が苦手な小学生」ばりの思考が頭をめぐっておりました。…「どこの子供か!」という思考回路ですね。

 そんな訳で、基本的に、頭の中を除き、どこをとっても健康な私は、淡い願い(?)もかなわず、試験会場へと移動を開始するのでした。



 中途半端なところですが、長くなりましたので、今回は「負け犬、試験会場へ向かう」という話でしめます。次回は移動中から、でしょうか。


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