コミティア前日と最近読んだ漫画とおまけの話 [漫画]
…なんだか、更新の頻度がとみに落ちておりますが、別段大きな変化もなく。
最近読んだ漫画について、あれも書こう、これも書こうと、グダグダ書き連ねていったら、まとまらず、上げられずにいたり、そもそも、感想を上手く文章にまとめられなかったりで、…まあ、今に至ると、そういう訳でございます。
と、気づいたら、明日はコミティアではないかということで、今回はコミティアに関わる漫画の話からテケトーに書いてみようかと思います。
丸山薫「ストレニュアスライフ」(エンターブレイン)
「MARU PRODUCTION」の名で、明日も参加されるようですね。
で、「ストレニュアス…」についても。「Fellows!」で連載していた仕事にまつわる短編漫画24篇を収録した漫画。どちらかというと、イラストの活動が多い作者なので、初の単行本になります。
で、感想。
絵柄が、すっきりとした印象を受ける作品ですね。効果線少なめのためではないかと思います。それがため、動きが感じられないかというとそんなことはなく、上手いです。
構図とか、デッサンとか、基本がしっかりしているということなのかもしれません。もしくは、FLASHでアニメーションを作っていることから、「見せる」感覚に秀でているのかもしれませんね。
また、アニメーション制作の影響というところでは、イラストレーターの悪い癖のような、キャラクターを描く距離感が悪かったり、コマとコマの流れが悪かったりする(桜瀬琥姫の初単行本なんかはそれが顕著で…)せいで、漫画のテンポまで悪くなっているようなこともなく、妙なひっかかりを覚えることなく、いいテンポで読めます。
ただ、引き気味のアングルで(この辺りが、イラストレータの業というのか)、なるべく全身を入れようとしているように感じますが、これに関しては別段マイナスに作用するものではないです。
そして、キャラクターの衣装は、デフォルメを利かせつつも、細かいところまで描かれていて、好印象です。
ものがたりについても触れておきますと、個人的には、14&15話の「雲山の送り狼」が印象に残りますね。登場人物の視点を変えて、同じ出来事が描かれるものがたりというのは、たまに見かけますが(入江紀子が、この描き方をしばしばしていたのが思い出されます)、同じ出来事に出くわしているのに、人によって違う感想を持つところに面白さを感じます。
また、3、4話の「ヴォストーク・ナイト・クラブ」シリーズや、7話の「屋台公主」、23話「シーロン公共図書館 SIDE:B」の、アヤしげ(?)な東洋風の話となども、好きですね。
…と、あまり気にしていませんでしたが、この方、ものがたりの引出し、結構多いですね。
今は、連載を持っていないと思いますが、また連載を始めて戴きたいものです。
…とりあえずは、明日、スペースに伺おうと思います。
エンターブレインの単行本&コミティア参加者というつながりでは、長澤真の「瑪瑙之竜」も新刊(2巻)が出ましたね。今回のコミティアは、残念ながら不参加のようです。
長澤…は、イラストと随分趣の違う漫画を描くのですが、アメコミがベースにあるんでしょうか(アメコミ詳しくないので、分からないのですが)。
なんにしても、日本の漫画としては、あまり見かけない画風であるように思います。
オリジナリティがあるのは、結構好きなので、そういった意味でも好きです。
ただ、どちらかというと、長澤…の絵は、カラーの方が映えるのでカラーの作品をまた描いてほしいものです。いや、「瑪瑙…」も面白いんですけれども。
コミティア、ということで、今回の参加サークルについて少し。
個人的にかなり好きな漫画家の岩岡ヒサエが「moi moi」のサークル名で今回されるようです。
「土星マンション」が、終わったからでしょうか。
また、以前から参加されていたかは記憶にないのですが(ちょっと調べてみたら、参加されていたようですね)、とよ田みのるが「FUNUKE LABEL」の名で参加されるようです。
こちらも行ってみようかと思います。「ラブロマ」は、ラストの方は今一つだったんですが、好きでしたし。
…何か、これだけですと、ちょっと物足りないので、今期見ているアニメーションに関しても少し。
今期は、ノイタミナでやっている「うさぎドロップ」を観ています。
30過ぎの独身男性が、自分の爺さんの遅くにできた子である女の子(ものすげー年下の叔母ということですね)となりゆきで一緒に暮らすことになって…、というその共同生活のものがたり、になります。
…面白いですね。古本屋で、原作の単行本をまとめて入手しようかなぁ、と考えてしまいます。
原作者の宇仁田ゆみは、以前「スキマスキ」という作品を読んだことあって、何か妙に魅かれるものがありました(単行本は買いませんでしたが)。
ともあれ、アニメーションの方を続けて見ようと思った矢先に、いきなりHDDの誤作動で、第2話を録画ミス…。かなりへこみました(それ以降は、録画できているのですが…)。
また別に、やまむらはじめ原作の「神様ドォルズ」も観ています。
こちらは、アニメよりも、漫画を先に読んでほしい作品だなぁ、と思う作品。
あ、いや、アニメーションが面白くない、という意味ではないですよ?
ただ、アニメーションの方は、ドラマチックな盛り上がりがあるのですが、原作は、結構淡々としていて、アニメーションから見ると、「あれ? ここ、盛り上がるところじゃないの?」と、違和感を感じるのではないか、と思うためです。
そうなりますと、「やまむらはじめって、下手なん?」と思われてしまうかもしれません。
私個人は、淡々としたところが味だし、面白いと思うのですが、あまり、そう感じる方は多くないようにも思います。なので、興味のある方は、コミックを先行していただきたいなぁ、と。
…この淡々とした具合が、やまむらはじめが、あまり一般受けしない理由かもしれませんね。
ということで今回は、リハビリを兼ねて上げるだけ上げましたが、「…それが何か?」といいたくなるような、どうにもつまらない文章になりました、という話。
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