特別試写会を観に行ってみた
…デートに行きたい。それはもう、ものすっごく切実に。
ということで、…ではないのが残念なのですが、先日、映画を見る際に、予告編を見て、ちょっと気になった作品があって、その作品の特別試写会の応募をネットで発見したので、応募してみたところ、当たりまして。それに行って来ました。…久々の実写映画です。
…何故か、忘れた頃にこういうものって当たりますよね。応募したことすら忘れていました。
こういった応募、私は、微妙にツキがある方なのか、思い出したようにぽつぽつ当たります。思い出される限りでも、飲料が数回、演劇の鑑賞券が1回。
ただ、そのツキというのも微妙でして、というよりも性格がテケトーなためですね、よく読んで応募しないことがままありまして、自分の利益になったりしないこともしばしばです。
上記の演劇の鑑賞券は、講演場所が神戸でして、観に行けませんでした(人にお譲りしたので、券は無駄にならなかったはずですけれども)。
…観に行けない所の講演の応募をするってどうなんでしょう。頭悪すぎですね。
ちなみに、今回の試写会も、東京という表記だったので応募したんですが、日時と正確な場所は、仕事のある曜日で、しかも仕事先から結構ある中野…。やはり、微妙に頭の悪さが…。
ともあれ、この招待状1枚につき、2人観ることができるというので、「べ、別に、あんたじゃなくてもいいんだからね!」と、ツンデレ風に人を誘って観に行きました。…嘘つきました、すみません。ツンデレ風には誘っていません。
…無論、男性です。い、いや、ゲイという訳ではないですよ? 誘える女性がいらっしゃらないので、友人を誘った訳でして。
で、その映画ですが、「私の中のあなた」です。最近、TVのCMで宣伝をしていますね。
あおり文句がどうにも、お涙頂戴風(←こういうの、嫌いなものですから)なのがなぁ…、という気がするのですが。
ただ、公式サイトを見るに、そういう「感動の!」とかいかにも付きそうな、あざとい感じというのか、仰々しい感じではないようなんだけどなぁ…。
ちなみに、その公式サイト
http://watashino.gaga.ne.jp/
公開前ですので、ネタバレするのはいかがかと思いますので、その辺りには触れませんが、ざっくりと粗筋を。
主人公アナには、姉がいる。その姉は、白血病。アナは、白血病の姉のドナーとなるべく計画され、創られた子供である。
姉のため、生まれてから何度も手術を受けたアナは、姉への腎臓の提供が必要とされる段になって、「わたしの体は、私のもの。姉のためのものではない。」と、腎臓の提供を拒否する訴訟を両親に起こす…、という話。
法廷が舞台にもなるので、まがりなりに法律を学んでいる者としては、その主張の筋を考えたり、その結論を予想したりもできて面白かったのですが、作品の筋は、法廷劇にはありませんで。家族のものがたり、ですね。誰が悪いというのではないけども、すれ違っていく、そんなことが描かれています。
ものがたりのちょっとしたところや、ラストへの収束は、…なんというのか、ちょっとリアリティに欠ける感がないでもないのですが、リアリティさえあればいいというわけでもないでしょう、良い映画だったと思います。サイトで大筋を把握して、興味が持てたら、観て損はないのではないかと。
あと、これはわざとなのでしょうが、幾たびかある回想シーンへの導入を、分かりやすくカチッと切り替えて入れることはせず、す~っと入れるためもあって、話が行きつ戻りつする感じがして、私自身はこの辺りにちょっと引っ掛かりを覚えました。
演者についても。
メインは、訴訟を提起するアナを演じるアビゲイル・ブレスリンいう女の子と、キャメロン・ディアス。アビゲイル・ブレスリンの演技が特に良かったです。ものすごく綺麗、というわけではないのですが、何か華があるような感じ。順調にキャリアを積んで、名女優さんになってくれると良いなぁ、と思います。
キャメロン・ディアスは…、私自身は、もう随分映画鑑賞から遠ざかってしまったので、全然分かりません(キャメロン・ディアスが出演している映画、多分、私は観たことないです)が、こういうシリアスな役、あまりされる方ではないですよね。かつてのジュリア・ロバーツやメグ・ライアンのように、年齢的に転身を図った、ということでしょうか。
役としては、猪突猛進型というのか、思い込んだら一直線!といった感じの、バイタリティ溢れるパワフルなお母ちゃんを熱演していましたが、かなりはまっていたと思います。…ただ、かつて弁護士のキャリアを持っていた女性、という感じはしませんでしたけども。感情任せで、あまり理知的ではなかったので…。
ということで今回は、「べ、別に、あんたじゃなくてもいいんだからね!」といった感じじゃなくていいので、お声を掛けてくれる女性募集中!もしくは、お声を掛けてもあからさまに嫌な顔をしない女性募集、という話。
(笑)
今回は誘ってもらってどうもありがとうございました^^
いや~、いい映画でしたねい。
あのアンケートの文言がかなり気になりましたが(笑)
映画は本当に良かったと思います。
今回はアザーッスヽ(゚∀゚)ノ
by 才谷屋 (2009-09-30 04:43)
せっかくお誘いしたのに、ガッカリな映画だった…とならずにほっとしました。
…アンケートや、宣伝文句はねぇ、作品にあまり合っていない感じだし、なんとも趣味が悪かったですね。
こちらこそ、その後で、食事をご馳走になりまして、ありがとうございました。あまり景気の良い話ではないものの、長話ができて、楽しかったです。
そういえば、帰路で、最近のアニメーション(「東京M8.0」「センコロール」等)の話を伺うのを忘れてた!と、思い出しました。
また、機会がありましたら、是非!
by 粋狂 (2009-09-30 21:32)