実家への帰省と昔話 [実家のワンコ]
先日、実家の方に一度帰りました。
実家は…、正直苦手です。なんというのか、出て行って以降、居場所がなくなってしまった感が強いというのもあります。
また、自分の今現在の身の上が、居心地を悪くしているというか…。もういい加減、試験やめたら?ということは、はっきりいわれたりはしないんですが、そういう雰囲気が…(あしざまな意味ではなしに、今後をものすごく心配されるのです)。いや、確かに言われても反論できませんけれども。
そんな訳で、帰省すると「こんなんでどうもすいません。生きててすみません」と、なんとも申し訳ない気持ちになるので、足が遠のいております。
ただ、今回は、ちと理由がありまして、帰省した次第です。
…と、ここで、話を変えまして昔話などを。
時は平成の初め(本当にはじめで、元年の1月7日でした)。私の実家に子犬が来ました。
名はダン。母が昔飼っていたワンコの名前でもあるそうで。いわば、由緒ある名前の二代目になりますね(名前に由緒があっても、雑種なんですけれども)。
最初は、「クマゴローちゃん」な感じでした。こんな感じです。
まふまふワンコさんで、可愛かったのですよ。脚がぶっとくて、将来、結構大きくなると思われました。
タワシを咥えてダッシュ!の図。…何で、よりによってタワシ? ビンボ臭いよ。
縁側に前脚を掛けて、可愛さをアピールするの図。
…で、脚がぶっとかった幼少期の予想通り、このコは、すくすくすくすく大きくなりまして。精悍なワンコとなりました。
もう「クマゴローちゃん」とは呼ばせません!な感じ。
中型犬としては、結構大きめだったように思います(20キロちょっと、あったように記憶しています)。色合いは、御覧の通り、黒柴に近かったんですが、黒柴ほどカキっとした白黒のコントラストがなく(何故か、部分的に黒毛の根元が白・灰色でして)、少しぼんやりとしていて、かえって「上品」な感じ(←かなり身内贔屓が混入)でした。写真ではコントラストが強く出てしまっていて、非常に分かりにくいですね。
洋犬の血も混じっているらしく、柴犬よりずっと脚が長かったです。
こんな感じで、脚長いの。恰好いいでしょ?な感じ。
…とまあ、恰好いい感じなんですが、撫でられるのが大好きな甘えた、でした。
よく、うちに人が来ると、撫でて!と強要するかのごとく、その人が触ってくれないと吠えていました。…犬嫌いの人にとっては、なかなかの恐怖ですね。
中型犬にしては結構大きい黒犬が野太い声で吠えるんですから。それゆえ近寄れないのにもかかわらず、何故吠えているのかというと「自分に触って!」ですから。逆効果です。そんな、ちょっと頭悪いコでもありました。
撫でられて、うっとりご満悦、な図。こんな感じで、よく仰向けになっていたのですが、仰向けになると必ずといっていいほどくしゃみをするワンコでした。やはり、何か間抜けなコですね。
そんなちょっとした間抜けさ、頭の悪さゆえか、いつもは本名のダンではなく、「ダン吉」と呼ばれていました。
あまり、容姿に合ってないような気もしますし(ジャーマン・シェパードに「ポチ」と名付けるくらいの違和感ではありませんが)、本名より長い通称というのはいかがなものかとも思うんですが、実際そうだったので仕方ありません。
この顔つきなら、いかにも「ダン吉!」な感じですけれども。
とまあ、二代目は、特にうちの母にものすごく可愛がられていたのですが、犬の生涯は人のそれより短い訳でして、数年前に他界。
母の落ち込みようたるや、ものすごいものでして、その後「ペットロス」という言葉を知りましたが、本当、その言葉通りで。
また、亡くなるのは見たくないと、「もう、犬は飼わない!」ともいっておりました。
…ですが、その後数年、最近になりましてから、縁あって、またワンコを飼うことになりました。
Here comes NEWFACE! このコが、今回の帰省の理由です。
ということで、次回へ続きます。
わんこうらやましい・・・(´;ω;`)
by true (2007-07-22 15:06)
わんこかわいい!!ダン様は男の子くんですか?
新顔わんこさんは??いいな~~わたしも犬欲しい。
いまはハムスターで精一杯だけど。
by yuki (2007-07-22 22:24)
ちっこいのがしばらく会わないうちに大きくなってると不思議な感じします。
僕も実家に帰った時、友達の飼い犬が成犬になっててあのかわいさはどこへ?と言う感じでした。
大きくなったらなったでりりしいんですけどね~w
by 空 (2007-07-22 22:37)
コメントを戴きました皆様、うちのワンコを愛でて戴きまして、ありがとうございます。
>trueさん
ワンコ、かわええですよ。ただ、惜しむらくは、実家のワンコなので、三代目には滅多に会えないのですよ。私自身も飼えないので、実はあまり羨ましい状況ではないかもしれません。
>yukiさん
ダンという名は、母の命名で、男の子に代々付けている名前のようです。ですから、先代の二代目「クマゴロー」ダンも、今度来た「三代目」も男の子です。
その「三代目」ですが、次回御覧にいれられると思います。楽しみにして戴ければ幸いです。
ちなみに、初代は、私の生まれる前(というより、母が結婚する前)の子に付けられた名前ですので、そこそこ伝統のある名前なのでございます。でも雑種です。伝統の重みはあまり感じられません。
>空さん
「目の前にいるこのコが、あの小さかったコ?」というのは、確かに、不思議な感覚ですね。
あの小さかったコが、どこにもいなくなってしまっているのは、二代目を近くで見ていても、ふとしたときに昔の写真を見るにつけ、私自身も不思議な思いがしました。
身近な「生命の神秘」、かもしれませんね。
考えてみると、自分も周囲の年配の方からしたら、そのように見えるんでしょうね。
あ、大きくなったコも、りりしさの中にも、変わらない可愛さがあって、いいですよ。
by 粋狂 (2007-07-24 21:25)
ダン君、かわいい!
動物好きの私にとっては
「撫でて!触って!」攻撃はそれだけで口元が緩みます。
大きくなっても、なかなか凛々しいワンコではないですか
いいなぁ~~ワンコ
余談ですが、亡くなった犬の名前を違う犬につけるのは良くないですよ
亡くなった犬が後ろで「ヤキモチ」をやいて早や死にしますから・・・
ちなみにコレ、実体験です。
なんてったって、猫は家に憑く、犬は人に憑きますから
by LAUNCHING (2007-09-16 23:24)
>LAUNCHINGさん
「撫でて!触って!」攻撃…。
傍目からは、「愛想よく、尻尾を振っているだけ」攻撃の方が効果的だろうに、吠えかかるので、びびられて触ってもらえないことがしばしばでした。
亡くなった犬の名前を違う犬につけるのは、よろしくないですか。
確かにそうかもしれませんね…。
といっても、もう定着してしまったようですので、改名するという訳にもいきませんので、なるべく「三代目」と呼ぶようにしておきます。
それで大丈夫、でしょうか。
by 粋狂 (2007-09-17 09:49)